MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2011年07月05日
先週末に高校時代の親友が経営している「山田水産」のうなぎ養殖場を見学しに鹿児島県志布志市まで行ってきました。以前より鰻を送ってもらっておりますが、山田水産の鰻は今までに食べていたものとは比べものにならないぐらい美味しく、その味が生み出される養殖場を一度見学したいと思っており、今回ようやく実現しました。
今までは「鰻」と言えば静岡県特に浜名湖のイメージがありましたが、現在の養殖鰻生産量の第1位は鹿児島県(鹿児島県全体で約8000トン、そのうち山田水産がなんと約1200トン)2位が愛知県、3位が宮崎県、4位が静岡県となっております。山田水産での生産量だけで浜名湖での生産量を上回っています!
一つのいけすの中に約3〜4万匹の鰻が飼育されており(合計130〜150万匹)、水質・水温・餌を食べる様子などで徹底管理されていました。山田水産の大きな特徴は「無投薬」といわれる、日本で唯一抗生物質を使用しないで鰻の養殖を行うという点です。通常、鰻は病気になりやすいため、養殖する際には病気予防のために抗生物質を使用します。しかし、山田水産の考えは「水質管理や鰻の管理を徹底的に行い、抗生物質を使用せずに育てよう」という理想的な考え方です。このシステムを構築するために並々ならぬ苦労があったそうです。
これは、医療の世界にも通じることで、病気になってから手術をしたり、薬を内服したりするのではなく、普段から健康管理を徹底的に行い、検査をきちんと受けて、病気にならない生き方をしようという考えに合致します。当クリニックでも病気にならない健康管理を徹底して行い、ガンなども早い段階で早期発見できるように内視鏡検査などの各種検査で「予防医療」を行っていく事をクリニックの理念としております。