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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年05月29日
こんにちは、医師の平島です。
何かと失言が多く、対応が後手後手に回っている加藤厚生労働大臣ですが、我々医療機関を管轄しているのが厚生労働省で、そのトップが加藤厚生労働大臣です。直接の関係性はありませんが、一応上司に当たるのでしょうか?、当たらないのでしょうか?直接の上司であるなら色々な失言は恥ずかしい限りです。
26日の加藤厚生労働大臣の発表で
「暑さが予想される今年の夏には、人との距離を保てる屋外ではマスクを外してください」
とありました。これ賛成です。
3密の状況下のでエアゾル感染を除いては、基本的にコロナウイルスは空気感染しませんので、咳もしておらず、言葉を発していない状態で街で人とすれ違っても感染はしません。最近、ソーシャルディスタンスという言葉が一人歩きして、人とすれ違うだけで危険かと思っている方の行動を街でよく目にします。あからさまに人とすれ違うのを避けている人が多くいます。
ダイヤモンドプリンセス号の件で注目された神戸大学教授の岩田健太郎先生もよくお話ししていることですが、
「事前確率」
という概念があります。
3月や4月の時のようにウィルスが大流行しているときは
感染する「事前確率」が高い
ということになりますし、
現在のようにウィルスがほぼいない状況のときは
感染する「事前確率」は低い
ということになります。
事前確率が非常に低い現在の状況ではマスクをする意味はあまりないと思いますが、人の目が怖いので着けるという意味合いしかないと私は個人的に思います。特に混雑していないような道を歩くのにマスクをする意味はないと思います。
マスクはきちんと装着して正しく取り扱わない限り感染予防効果はあまりないけれど、自分が感染しているかもしれない状況で人と話したりすると他の人にうつしてしまうかもしれないから着けないといけないということになりますが、事前確率がめちゃめちゃ低い現在の状況で着ける意味はあるのかなと考えてしまいます。
私も当然診療中は、自分の感染予防というよりは、自分が患者さんにうつしてしまうといけないのでマスクは着けています。人混みではない場所を歩くときはマスクは着けていませんし、当然自宅でも着けていません。感染する事前確率がめちゃめちゃ低いですから。
公共交通機関を利用するときは当然マスクは着けています。事前確率が低い現在はウィルスは怖くはないですが、人の目が怖いですので(笑)。
最近はランニングの際には気分転換にシューズを時々替えて走っています!厚底シューズは軽くて走りやすいですね。