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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年06月09日
おはようございます、医師の平島です。
たまプラーザ駅周辺も人出が以前と同じようになり、活気づいている街並みになってきました。コロナに出会う確率がかなり低い現在の状況で、以前の流行蔓延期と同じ怖がり方をするのはナンセンスだと患者さんに診察室で話すことが多くなりました。
患者さんはやはりメディアの煽り情報に翻弄されているのが診察室での言動で見て取れます。現在の状況を考えて取るべき行動をお話しすると安心してくれるようです。
診察室では
「現在のコロナがほぼ収束したような状況においては、コロナが蔓延している時と同じような行動制限をするべきではないですよ。コロナに出会う「事前確率」がかなり低い現在では感染予防を徹底して、むしろ積極的に外出する方が免疫力が下がらないで良いですよ」
と患者さんには話しています。
「家の中に閉じこもっていると免疫力がかなり低下してしまい、もし仮にコロナに出会ってしまったら免疫が下がっている状態だとむしろ感染してしまいますので、見えない敵を怖がるよりは、自分の免疫力を上げた方が得策です」
ともお話ししております。
6月に入り、ジムが再開されたこともあり、2ヶ月ぶりにプールで泳ぎました。2ヶ月間泳いでいないこともあり、かなりきつかったですが、心地よい疲労で疲れが一気に吹き飛びました。
「アクティブレスト」
という言葉知っていますか?
日本語に直すと
「活動的な休息」
とでも言いましょうか。
「活動的」
と
「休息」
なんだか真逆の言葉ですが、仕事や家事で疲れたときにダラダラお酒を飲んだり、だらだらテレビを見てゆっくりしてストレスを解消するよりも、むしろ疲れたときこそ、もう少し軽い運動を行い活動を増やす方がはるかにストレスが解消されることが医学的にも証明されております。特に肉体的なストレスよりも精神的なストレスがこのようなアクティブレストで解消されることが分かっています。
私は毎朝5時に起きてランニングを行うのが日課ですが、ランニング後から仕事開始しています。クリニックでも昼休みもなく、ぶっ通しで仕事していますが、診療後、仕事が終わる22時頃から30分はジムで泳ぐようにしています。そうすると不思議と頭の疲れも体の疲れも驚くほど取れるのです。
ジムに行く前は
「今日は疲れたから帰ろうかな。。。今日ぐらいは良いかな。。。」
という誘惑が頭の中をよぎり、自宅に帰ろうかジムに行こうか迷いますが、
「お風呂だけでも入りにジムに行こうか」
と思い、ジムに行って泳ぐと
「やっぱり来て良かった、アクティブレストして良かった」
と思います。
このように、仕事や家事で疲れたときこそ、軽い負荷がかかる運動(ウォーキングやストレッチなどでも全然大丈夫です)を少しするだけでかなりの心のストレスや体の負荷が解消されます。これ本当なので是非実行してみてください。
これは私が20年間実践して身をもって体験していることですので、是非積極的に取り入れて頂けると心も身体もすっきりするのではないかと思われます。
「アクティブレスト」
是非試してみてください!
朝5時に起きてランニング継続しています。アクティブレストのため、あまり記録にはこだわらず、きつくない程度の強度で運動継続しています。本日のランニングシューズはピンクです。