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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年07月20日
おはようございます、雨ばかりで嫌になる天気が続きますが、こういうときこそ運動をすべきかと勝手に思い込み、運動しまくっている平島です。
もう一度、一から身体を作り直そうと考え、朝5時起きで5キロをゆったりと走り、診療後に1キロほどスイムをゆったりと泳いでいます。しばらく中断していた筋トレも週に2回で再開しました。
筋トレやランや水泳は主に筋肉や心肺機能を鍛えてくれますが、身体全体の体調を整えるのに大きな役割を担うのが
「腸内環境」
です。
「病気のほとんどは腸に関係がある」
と言われているぐらい本当に大切な臓器です。
以前は、
小腸は「栄養の吸収を行い」
大腸は「水分の吸収と便を移動させる」
ぐらいの働きしかないと認識されていました。
今では様々な研究が進み、腸内細菌は
約100兆個
も腸内に生息し、重さに換算すると約1.5Kgもの重さになるとことが分かってきました。
腸内細菌は大きく分けて3種類あり、
「善玉菌2割」「悪玉菌1割」「日和見菌7割」
が理想的なバランスと言われています。
日和見菌とは
善玉菌でも悪玉菌でもなく、割合のバランスが崩れて勢力が優勢になった方の菌の味方になるという腸内細菌です。
例えば
善玉菌1割、悪玉菌2割の割合バランスになると悪玉菌の味方になり、悪玉菌の割合はさらに増えていき、腸内の環境は悪化し、腸の老化につながります。
善玉菌2割、悪玉菌1割の理想的なバランスに腸内環境が保たれていると、善玉菌の味方になり、善玉菌の割合がさらに増えていくことになり、腸内環境はもっともっと良くなっていきます。
悪玉菌が増えていくと腸が老化することに繋がり、感染症のリスクが増えて、アレルギーの原因にもなります。
幸福感を感じる「幸福ホルモン」と言われているセロトニンの9割は小腸の粘膜で作られています。そのため、
幸せは腸から作られている
と言われている所以です。
善玉菌の割合を増やすには乳酸菌を代表とする良い菌を毎日きちんと摂取することが大切です。
乳酸菌のサプリメントやヨーグルトなどで積極的に毎日摂るようにするように心がけることが身体的にも精神的にも重要になってきます。
私も、どのサプリメントやヨーグルトが効果的なのか毎日色々な種類のものを摂取して、人体実験しています。
サプリメント飲み比べチャレンジ、ヨーグルト食べ比べチャレンジを実践していますので、また結果をブログやHPで報告したいと思います。
昨日食べた豆乳ヨーグルトです。豆乳臭さがやや少なく、まずまず食べやすかったです。豆乳ヨーグルトは牛乳のヨーグルトと比べて大腸がんや乳がんなどのリスクを上げないので、お勧めですが、スーパーなどに置いてある数が圧倒的に少ないのと味が苦手の方が多いのが欠点です。ハチミツやフルーツなどと一緒に食べるのが良いかと考えています。