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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年08月10日
おはようございます、毎日の「今日の感染者数は○○人、最多!」っていう報道に本当に嫌気がさしている平島です。そして今日47回目の生誕日を迎えました。戦国時代ならとっくに死んでいますね。これだけ、検査を無症状の人にやりまくっていたら感染者が多く出るのは当たり前の原理なのに、人数を報道する意味も、犯人扱いする意味も全くないことをマスコミは分かっているのでしょうか?
PCR検査は少量のウイルスを増幅して増幅して捉える検査ですので、感染性がないぐらい少量のウイルスも増幅することによって拾い上げてしまいます。一度、陰性になった人が再度陽性になるのも、この原理で感染性のない少量のウイルスを拾い上げてしまったからです。
「クラスター発生!」という報道も新型コロナウイルスの感染の特性を考えると
「そんなの当たり前やん!」
っていつも心の中でツッコんでいます。
新型コロナウイルスは3月当初より政府専門家会議の副座長の尾身先生も話していましたが、
新型コロナウイルスの感染者が5人いたら、
4人は感染させません。
1人がクラスターになって多くの人に感染させてしまいます。
では、このクラスターになり多くの人に感染させてしまう「5人中の1人」はウイルス側の原因なのでしょうか?それとも人側の原因なのでしょうか?
尾身先生は
「多分、人側が原因と推察されます」
と話していました。
人側の原因を推察すると、
免疫の低い人が身体の中でウイルスがドーンと増殖してしまい、多くの人にドーンと感染させてしまうのではないか
と個人的に考えています。
ということは
この5人中の1人にならないように、自分の免疫を常日頃から高めておく、免疫を下げないようにする努力をすることの方が目に見えないウイルスから無意味に逃げ回るよりよっぽど効率的
だと思います。
ちなみに、インフルエンザとの大きな違いは、インフルエンザは1人の感染者が1,2人の人にチョロチョロ感染させるという感染の仕方が全く異なるという点です。
★新型コロナウイルス 5人の感染者中4人は感染させない、残りの1人がクラスターとなり多くの人に感染させて広がっていく
★インフルエンザウイルス 1人の感染者が1人か2人にチョロチョロと感染させて広がっていく
免疫を下げないようにするには
①よく食べて、よく寝る
②適度に日光を浴びてビタミンDを生成して、ウォーキングなどの軽い運動を継続的に行う
③免疫を下げないようにビタミンC、Dをサプリメントでも良いのできちんと摂取する
④お風呂では週に3回は湯船に10分ほどつかり、体温を下げないように心がける
⑤お笑い番組などを見てよく笑う
この5点に気をつけて生活をして、
★人と話すときは自分が無症状感染者だと思いマスクを着用する(コロナウィルス感染者の半数以上は無症状です!)
★顔を触る前にはきちんと手を洗う
これだけを意識すればかなり感染するリスクを減らすことができると思います。無意味に手袋などせずに、顔を触る前に必ず手洗いすることを意識してください。顔をむやみに触らないことも意識すると良いですね。
換気の良い外を歩くときなどはこの真夏においてはマスクをするのは熱中症のリスクを上げてしまうので厳禁です。特に高齢者は体温を調整する皮膚の汗腺がかなり減少しておりますので、口までもマスクで封鎖してしまうと熱中症にかなりなりやすくなってしまいます。歩きながらしゃべったりしない限り換気の良い外ではマスクは外しましょう。
とにかく、ある一定量のウイルスが飛沫として体内に入らないと感染は成立しないと推察されますので、15分以上マスクなしで1m以内で話していると感染が成立するのではと個人的に考えています。このシチュエーションを避けるように心がけてください。
特に
職場での昼休みの食事中のマスクなしでのおしゃべり
マスクなしでの食事会や飲み会での会話
マスクなしでの接待を伴う飲食店での会話
が感染のリスクがかなり高くなってしまうのではないでしょうか。
今年の5月に参加予定でしたホノルルトライアスロンですが、当然中止となってしまいました。来年の5月も微妙なところですが、開催されると信じて練習は再開しています!