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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年12月07日
おはようございます。
朝ランしているときに、街の店舗のガラスに映る自分の姿を時々見ていると、半ズボンから見える足の肌の白さが目立つと思い、多少の日焼けの必要性も感じていますが、シミと日焼けのバランスに悩んでいる平島です。
K値を考案した大阪大学の中野先生のデータによると、コロナ感染の第3波はすでに11月末にピークを迎えて、ピークアウトしているそうです。
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-685122.html
K値については今年の5月25日のブログに記載しています
https://tamapla-ichounaika.com//%e9%99%a2%e9%95%b7%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/21111.html
毎日マスコミがこぞって煽りながら発表する新規感染者数は約2週間前のデータなので、中野先生のデータ予測が正しいとしたら11月末の感染者数が反映される12月15日頃から年末にかけて発表される新規感染者数が低下してくるはずです。
12月15日から年末にかけての感染者数に注目ですね!
最近、大腸がんの患者さんの年齢が低年齢化していることが、医学会で注目されています。私もクリニックで診療をしていると大腸がんの低年齢化を強く実感しています。
最近では、28歳、32歳、33歳の若年発症の大腸がんを経験しています。
日本の10年後の未来を映し出すと言われているアメリカでもその傾向は顕著で、1990年代以降、50歳以下の大腸がんの発生率が2倍以上になっているとのことです。
大腸がんの原因は
「生活習慣」
と言われています。
大腸がんの多くの原因は
肥満・加工肉の習慣的摂取・アルコール・喫煙・乳製品の習慣的摂取・運動不足
などの生活習慣によるものと言われています。
運動不足を例に取ると
テレビを見る時間が多い人は、比例して運動する時間があまりないことから、テレビを見る時間が多い人は大腸がんになるリスクが高い傾向にあるという論文もあります。
最近の研究では
腸内細菌による腸内環境の悪化も大腸がんの多くの原因を占める
と分かってきました。
高脂肪食などの摂取で腸内環境が悪くなると、悪玉菌が増えてしまい、ある悪玉菌は腸内に炎症を引き起こしてしまい、炎症は人のDNAを傷つけてしまい、大腸がんを発生させてしまうとされています。
腸内細菌の悪玉と善玉の割合を変化させる一番の要因は食事と乳酸菌の摂取です。そこに、運動・肥満などの要因が加わり、一部の薬剤の影響も受けます。一部の薬剤で一番原因が多いのが
抗生物質
です。
抗生物質の摂取は腸内の善玉菌を殺してしまい、腸内の環境を悪化させてしまうことも多くあります。
抗生物質は風邪などの時に処方されますが、風邪の多くの原因である「ウィルス」には全く効果がありませんので、むやみやたらの抗生物質の服用は厳禁です。
私は風邪での抗生物質の処方はほぼしていません。
大腸がん発生に腸内環境の影響がかなりあると感じておりますので、
乳酸菌を数多く摂取して、腸内にある免疫活性化スイッチを数多く押すことがとても大切
です。
乳酸菌はとにかく
数が多いことが命
です。
とにかく乳酸菌を数多く摂取して、免疫活性を通じて腸内の環境を良くしていきましょう!
若年発症の大腸がんです。内視鏡で治療することができたので、外科的手術や抗癌剤治療にならずに済みました