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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

Clinic Blog

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肥満もアンチエイジングも腸からが今の常識!

2021年06月21日

  • 院長ブログ

おはようございます、平島です。

いよいよ関東も梅雨に入ってきましたので、グズついた天気が続くとなると気分的に嫌ですね。

毎日、お天気アプリのWeathernewsをチェックして朝ランの時間を決めています。朝の5時から雨予報になっていると朝4時に起きて5時までに走るようにしています。朝走らないと1日がなんとなく爽快な感じで始まらないのが嫌になってきており、そのような頭、身体の体質になってきています!

本日より、沖縄を除く9都道府県で緊急事態宣言が解除になり、蔓延防止に移行していますが、もう緊急事態なのか蔓延防止なのか、日常なのか、よく分からなくなってきましたね。

不確定要素(コントロールし辛い)である

「人の流れ」

を制御することに必死になるよりは、

確定要素(比較的コントロールしやすい)である

「病床の準備、病院のコントロール、ワクチン接種の迅速化」

に力を入れる方が効率的だと思うのですが、1年以上経った現在でも相変わらずな感じですね。

コロナと同様に、肥満やアンチエイジングも

腸の環境を整える

ことで効率的にコントロールしやすくなります。

不確定な要素に目を向けるよりは

効率的でコントロールしやすい確定要素である

腸内環境

に目を向けるべきだと思います。

様々な研究により、

太りやすさ、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、認知症なども腸内細菌が大きく関係している

ということが分かってきました。

新型コロナウイルスの重症化にも腸内細菌が関与している可能性

も示唆されている研究結果も出てきています。

では、腸内環境を良くするにはどのようにすれば良いのでしょうか?

大きく分けて2つの方法があります。

①とにかく乳酸菌を数多く摂取して、小腸にある「免疫活性化スイッチ」を数多く押して免疫を上げることにより効率的に腸内環境を良くする

②腸内細菌の餌になる発酵性食物線維を多く摂取して、腸の中に「短鎖脂肪酸」という酸性物質を増やす

日本人は

食物線維の摂取量が年々減っており

食物線維の摂取量が少ない人ほど

がん発症率や死亡リスクが高い

ことが分かっています。

「短鎖脂肪酸」が増えてくると

1,脂肪の蓄積を抑えて、脂肪を燃焼する方向に身体が変わってくる

2,血糖値の上昇を抑えるるホルモンの分泌を促す

発酵性食物線維を取ると短鎖脂肪酸が増えてきて、太りにくくなりますし、糖尿病などを代表とする生活習慣病を予防できると言えますね。

どのような食べ物が発酵性食物線維かというと

①玄米、全粒粉パン

②ジャガイモ、サツマイモ、タマネギ、ゴボウ

③納豆、大豆、インゲン

④海藻類

この4分類が代表的な発酵性食物線維ですね。

いつのタイミングで発酵性食物線維を摂ると一番効率的かと言えば、

ズバリ「朝食」のタイミング

ですね。

朝食で発酵性食物線維を摂取していると、その発酵効果が腸の中で1日中持続するためです。

是非、朝食に発酵性食物線維を少しでも良いので摂取するように心がけてみてください!

では、今週も1週間頑張って行きましょう!

 

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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