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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年06月28日
こんばんは、5年周期で肉体改造に急に興味が沸いてくる平島です。
2015年にライザップに通って肉体改造を行いました。時々、本格的に肉体改造に目覚めて、気合いを入れてやっては飽きてを繰り返しています。
https://www.tamapla-ichounaika.com/rizap/
最初の肉体改造のきっかけは、高校1年生ぐらいの時にサッカー部の部室のような所にベンチプレスの器具が置いてあったのを見つけて、1人で週に2,3回部活の後に筋トレをやっていたのが始まりですかね。
その当時は吉田栄作が白いTシャツにジーンズ姿で格好いい時代でしたので、私も3枚990円のヘインズのTシャツを格好よく着たい願望がありました。そこで、筋トレをして胸板と二の腕を太くしようと目論んでサッカーの部活後に筋トレに励んでいた高校時代でした。
その当時は寮に入っていましたので、寮のお風呂場で夜に鏡で肥大していく胸板と二の腕を見るのがなんとなく楽しみだったことを思い出しました。筋トレをし始めてからは、サッカーの試合で相手選手のショルダーチャージに力負けしなくなり、筋トレの重要性に気づいた時でした。
今回は、トライアスロンの競技での技術向上に筋トレを取り入れていこうと考え、週に2,3回の頻度で筋トレを5月から開始しています。トライアスロンは体重があまり重くなると最後のランでかなり負担がかかってきますので、今まではわざと体重が増えないように筋トレを控えてきました。
速く走るためには痩せ型のランナーズ体型が適しているのですが、バイクやスイムではある程度筋肉があった方が有利かと考え、体重が増えない程度に筋トレを取り入れていこうと考えています。
ところで、
若返りに興味ありますか?
私はめちゃくちゃ興味あります!
肉体も精神も常に若くありたい
と考え、運動もきちんと毎日していますし、食事にも気をつけ、睡眠も早寝早起きを心がけています。
しかしながら肉体的「老い」は確実に進行しています。
その進行を止める?若返らせる物質で注目されているのが
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
という物質です。
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)って聞いたことありますか?
NMNは腸管で吸収されると(ここでも腸が重要な役割を果たしていますね)、NAD(ニコチンアミドディヌクレオチド)という物質に変換されます。
もともとNMNやNADは人間や生物の身体の中で作られる物質で食べ物からも微量ですが、摂取することが可能です。例えばNMNの多く含まれている食べ物としては
ブロッコリー、アボガド、枝豆
などです。
このNADは
身体のエネルギーを作る「クエン酸回路」(生物の授業で出てきましたね。。。覚えていますか?)
というサイクルの触媒(クエン酸回路を回す重要な役割)として働き、身体のエネルギーを作るのに重要な役割を果たしています。このクエン酸回路で使われるNADは消費されることなく、使い回されるので、あまりNADは減らないという特徴があります。
もう一つ大事な大事な働きがあります。
脳の視床下部という場所に老化に大きく関係している
サーチュイン
という物質がありますが、
老化を防ぎ若返りに大きく関係する物質
と言われています。
例えば、サーチュインの活性化が低下してくると
○認知機能の低下
○視力低下
○難聴
○筋力低下
○免疫低下
○心血管系の疾患
○糖尿病
○がん
などのいわゆる「老化現象」や病気が起こりやすくなると言われています。
全身の主な筋肉である
骨格筋
の働きにも大きく関係しており、
顔の表情筋も骨格筋ですので、この働きが衰えてくると顔のたるみが出てきやすくなり、
いわゆる老化したたるんだ表情になりやすくなってしまいます。
このサーチュインの活性化に使われる物質が
正にNAD
なのです。このサーチュインを活性化させるときNADは大きく消費されますので、
クエン酸回路と違ってドンドン消費されて減少
していきます。
NADの血液中の濃度は
50代では20代の半分程度に減少
してしまい、
80代では20代の10分の1以下に減少
してしまうとされています。
そのため、
NADの原料であるNMNを体外から多く摂取する必要があることが若返りにも老化予防に効果的
であるということです。
NMNはサプリメントして現在市販されているものの価格はピンキリで
安い物だと1ヶ月分で4000円、
高い物だと1ヶ月分で10万円以上
する物もあります。
濃度や、原産国、含有量、製造行程が違ったりといった違い
から価格が大幅に変わってくるようです。
老化を防ぐ、若返るためのNMNの必要量は諸説がありますが、
○1日125mg
○体重あたり8mg必要、例えば体重50キロの人で、1日400mg
○1日1000mg必要
などと色々な学者が提唱しています。
例えば1日125mg必要だとすると
ブロッコリーに換算すると
2000房
枝豆に換算すると
10000粒
必要になり、これはまず食品で摂取するのは現実的ではないですね。
これから安くて良いサプリメントや点滴が出てくると思いますので、また自分で選定して、自分で試してみてレポートしてみたいと思います。
また、今週も頑張って行きましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。