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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年07月12日
こんにちは、最近雨が多く、ムシムシする天気が続いていますね。最近の夏の異常な暑さのため、夏より冬が好きになってきている平島です。
本日の朝7時30分の飛行機で福岡に移動してきましたが、やはり福岡も横浜と同様に暑くてムシムシしています。今の時期だとどこに行っても気温や湿気は変わらないですね。
朝一番に福岡院のスタッフに会ったときに言われたのが
「痩せました?」
という一言です。
実際は、筋トレの成果で筋肉が付いた分、
体重はむしろ少し増えている
のですが、痩せているように見えたみたいです。実は
これが筋トレの最大の効果
なのです。
脂肪は筋肉の3倍ぐらい大きく見えるので、筋肉を付けて相対的に脂肪が減っていくと逆三角形の体型がより強調されて、ウエストが締まって見える効果があります。
自重トレ(自分の体重を利用した腕立てやスクワットなどの筋トレ)でも十分なので筋力をアップすると
「見た目」的にも
「身体の機能」的にも
かなり効果的で効率的でもあるので、とてもお勧めです。
私も毎日プロテインを飲んで、週に2回は筋トレをするように心がけています。プロテインはマッチョになるためのものでは決してなく、不足するタンパク質を補うために服用すべきで、誰しもが食事からでは十分なタンパク質が摂取できないのでタンパク質不足になっていることを補う意味でも誰しもが服用すべきものなのです。
筋トレをきちんとして筋肉貯金があると
痩せやすく、太りにくい体質に変わっていきます
ので、好きなときに好きな物がいくらでも食べれるといううれしいご褒美も付いてきますね。
健診などでよく目にする悪玉コレステロールや善玉コレステロール、中性脂肪など気になる方も多いと思いますが、この中で何が一番身体に悪影響を及ぼすと思いますか?
一番身体に悪影響なのは
悪玉コレステロール(LDL)
です。
悪玉コレステロールが
200以上の高い数値が長い間続くと動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの重篤な病気につながる可能性もでてきます。
しかし、女性はホルモンの関係で年齢と共に悪玉コレステロールは増えてくるのは、これは加齢による生理的な現象ですので、基準値を超えたからすぐに内服薬を服用しないといけないわけではないので、LDLの数値、年齢や性別、体重などの数値の推移を見ながら様子を見ていくのが良いかと思います。
善玉コレステロールと中性脂肪は比較的肥満や運動などの生活習慣と関係が強いですが、悪玉コレステロールは生活習慣とは厳密に比例しないことも多く、若いときから悪玉コレステロールが高い人は家族性の高コレステロール血症の可能性もあります。
中性脂肪は炭水化物が身体の中に入ってきて、エネルギーとして使われて余ったものが中性脂肪なので、
基本的に炭水化物の摂取量を減らすとそれに合わせて低下してくることが多い
です。運動をするとさらに効果的に下がっていきます。
善玉コレステロールはもともとの素質によるものなので、もともと低い人と高い人がいます。低すぎると血管がもろくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こしてしまう可能性もあるので、
ある程度40以上の数値であることが望ましい
です。
善玉コレステロールを増やすには運動が効果的で、運動を定期的に行っていると次第に数値が上がってきます。
一番気をつけるべきは
悪玉コレステロール(LDL)
で、中性脂肪や善玉コレステロールとは別に動きを見せるものですので、いきなり内服薬を服用するのではなく、数値の推移を見ていくと良いと思います。
では、今週も頑張って行きましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。