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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年08月23日
おはようございます、平島です。
今、福岡院に向かうために羽田空港に来ており、そこでブログ書いています。
緊急事態宣言が延長されましたが、羽田空港は旅行や仕事目的の方でかなり混み合っています。
もう
人流抑制
でコロナの感染をコントロールはできなくなっていますね。
人には生活していく権利がありますし、仕事しないといけない義務もありますし、もう完全にこの生活に慣れきっていますね。
医療体制をきちんと構築する方に完全に舵を切る方が効率的であると思います。
最近は、
腸を整えているせいか体調も良く、活き活きと生活ができています。
走りすぎで脚の筋膜炎という怪我をしてしまい、軽いランで足慣らしをしている最中ですが、運動も継続して行っています。
数多くの乳酸菌を摂取することにより免疫が上がってくると、普段の生活での活動性がかなりアップしてきます。
身体の免疫の6割以上を腸が担っています
ので、腸内環境を整えることにより、身体全体の免疫力が上がり、それに伴って
お肌の調子も良くなったり、
アレルギーの改善、
幸せホルモンの分泌量増加
など様々な副次的な良い効果があります。
腸内環境を整えることは
一石30鳥(腸)
ほどの効果がありますので、身体の中で一番大切な臓器は
「腸」
とも言えるのではないでしょうか。
腸内の環境が良くなることにより、善玉菌の割合が増えて、悪玉菌の割合が減ってきますが、善玉菌が増えすぎても、悪玉菌が減りすぎても実は良くないのです。割合としては
善玉菌:日和見菌(善玉菌とも悪玉菌と言えない中立的な存在):悪玉菌
=2:7:1
が理想的な割合とされています。
では、このバランスに保つためにはどうしたら良いのでしょうか?
以前のブログでもお話したように、
内服した乳酸菌がそのまま腸に届くのは胃酸の影響もあり極わずかと言えるような数しか到達しない
とされています。
100兆個もの腸内細菌に影響を及ぼせるぐらいの数の乳酸菌が現実的に腸に届くことができるかと言えば、
まず無理だと考えられます。
そのためには小腸にある
「免疫活性化スイッチ」
を数多くの乳酸菌で押してあげる方が身体の免疫も上がり、その好循環の中で
腸内環境を間接的に良くしてあげる
方がよっぽど効率的で効果的な方法であると言えます。
とにかく
「数多くの乳酸菌を摂取する」
ことが一番大切になってきますので、なるべく多くの数の乳酸菌を摂取するようにしてください。
腸内細菌の数も重要ですが、
腸内細菌の種類やバリエーション
もとても大切になってきます。
腸内細菌のバリエーションが豊富なほど腸のバリア機能が有効に機能
して、ウィルスやバイ菌などの外部からの敵に対する防御機能や免疫機能のアップにつながります。
腸内細菌のバリエーションを豊富にするための方法も全く同じで、
数多くの乳酸菌を摂取して小腸にある「免疫活性化スイッチ」をとにかく押してあげる
ことにより免疫アップを介して腸内環境を良くすることができればバリエーションも豊富になってきます。
実際、
腸内細菌のバリエーションが豊富だと大腸がんや乳がんのリスクが低くなる
という論文やデータもあります。
腸内環境が悪化してくると
腸内の腐敗が引き起こされて、
発癌物質が多くなってきて、
大腸がんや大腸ポリープが出来やすい環境になってきます。
数多くの乳酸菌を定期的にきちんと摂取して、免疫を上げることによって腸内環境をより良くしていきましょう。
では、今週も頑張って行きましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。