MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年11月02日
こんにちは、平島です。
昨日は仕事で大阪に行ってきましたが、10時に到着してすぐに仕事をして、14時の新幹線に乗って夕方には横浜に戻ってきました。17時から横浜で打ち合わせがありましたので、滞在時間僅かに4時間ぐらいでした。
関西お好み焼きを食べたかったのですが、仕事が押してしまい食事も全く摂れませんでした、残念!
最近、患者さんから
「認知症にだけはなりたくない、家族や周りの人に迷惑を掛けたくない」
というお話をよく聞くようになりました。
認知症の中でも
「アルツハイマー型認知症」
は
脳内に
アミロイドβ
というタンパク質が過剰に蓄積されると発症されるということが分かっています。
このアミロイドβというタンパク質が作り出される過程で
「酸化ストレス」
が大きく関係するということが分かってきました。
そして認知症は
高齢になって急になるのではなく、20〜30年の長い時間をかけて徐々に発症
していくということも分かってきました。
ということは40代ぐらいから生活において
「酸化ストレス」
をためないように生活をしていかないといけないということになります。
酸化
とはいわゆる
錆びる
ということですので、身体が錆びることによって活性酸素が発生し、人間の抗酸化力を超えて活性酸素が溜まってくると発癌につながったり、認知症の発症につながったりしてしまいます。
身体を錆びないように、そして活性酸素をためないようにするには
やはり日々の生活のちょっとしたことを気をつけることの積み重ねです。
当たり前ですが、
○炭水化物を控えて、適正体重を保つ
○適度な軽い運動をして、ストレスを解消する
○乳酸菌などを摂取して免疫を上げて、腸内環境を良い状態に保つ
○睡眠を6時間以上きちんと確保して身体のリカバリー機能を働かせる
などなど日々の少しの努力が30年後の自分を形作ります。
活性酸素を消す方法として上記の当たり前の生活習慣の改善に加えて
○高濃度ビタミンC点滴
○1日1兆個の乳酸菌の摂取
の2つが効果的な対策で簡単な方法として挙げられます。
数多くの乳酸菌を摂取すると小腸の免疫活性化スイッチを押してくれるので、免疫をかなり効果的に上げてくれるので、より効率的に活性酸素を消してくれます。
日々の生活のちょっとした努力が30年後の認知症の発症予防につながるので、今から日々少しずつ頑張っていきたいですね。
今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。