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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年11月15日
おはようございます、平島です。
宅地建物取引士の試験も終わり、来年4月の石垣島トライアスロンに向けてスイムの練習を再開しました。宅建試験の前も毎日走っていましたが、最後の1ヶ月ぐらいは時間がなくなり、スイムの時間を削って宅建の勉強時間に充てていました。
約2ヶ月ぶりの水泳ですが、やはり久しぶりですと泳ぐキツさが元に戻っており、流石に1キロ泳ぐだけでも疲れますね。徐々に慣らしていき、元の体力に戻していきたいと思います。
最近、大腸内視鏡検査をしていると大腸ポリープがある方が多いなと感じます。
食生活の欧米化の影響を受けて、ここ40年間で大腸がんになる率が
約7倍
に増加しています。
現在、日本では毎年
約100万人
の人が癌にかかり
約37万人
の人が癌で亡くなっています。
コロナウィルスで亡くなった方が約2年で
1万8千人
ですので、
年間約9千人
の方がコロナウィルスで亡くなっていることを考えると比べものにならないぐらい多いですね。
コロナ対策よりも癌対策にもっともっと力を入れて行くべきだと思います。マスコミもこちらをもっと取り上げて欲しいものですね。
大腸がんで亡くなる方は全癌の中で
男性が第3位
女性が第1位
となっています。
2025年度以降には
男女とも癌死因の第1位になる
と予想されているぐらい増加が激しくなっています。
大腸がんの原因は様々ですが、生活習慣、特に食事の影響を受けていると推察されています。
肥満、
お酒、
タバコ、
脂肪の多い肉の過剰摂取、
ハムやベーコンなどの加工肉の過剰摂取、
便秘などの腸内環境の悪化、
運動不足
乳製品の過剰摂取
大腸ポリープ、大腸がんの方が家族にいる(遺伝)
などが大腸がんの大きな原因の要因として考えられます。
大腸がんは
約8割
が大腸ポリープから成長するため、定期的に大腸内視鏡検査を受けて大腸ポリープを早期で見つけて切除することが大腸がんを予防することになります。
大腸ポリープを切除することが究極の大腸がん予防になる
と言われている所以です。
大腸ポリープではお腹の不調などの症状が出ることはまずありませんので、40歳を過ぎたら定期的に大腸内視鏡検査を受けることを強くお勧めします。
このような事実を知らないかたがまだまだ多くいるのが現実ですので、職場はご家族でこのような事を知らない人がいつ場合にはお知らせてしてあげるのも一人でも多くの命を救うことになるので、ご協力よろしくお願いします。
今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。