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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年01月17日
おはようございます、平島です。
最近、特に朝が寒くなってきており、起きるのに勇気がいる季節になってきました。
私は寒いのは苦手ではなく、
特にランニングのパフォーマンスが上がるので冬の方が運動的には好きな季節です。
最近の夏の息苦しい暑さに比べたら全然楽な季節ですね。
本日は朝3時30分に起きて、20分ほどランニングしてたまプラーザから5時のバスに乗って羽田空港に来ております。福岡院での勤務のため飛行機に乗るため羽田空港に早めに到着して仕事しております。
6時30分の飛行機に乗って福岡に向かいます。
本日は福岡で
宅地建物取引士登録者講習
を受講する予定です。宅地建物取引士の免許を取得するのに
2年間の実務経験
が必要となりますが、実務経験がない人はこの講習を2日間受講すると
2年間の実務経験相当に値する
ということで免許取得ができるという仕組みです。
住宅を借りたりするときに説明を必ず受ける
重要事項説明
の書類の作成や説明が出来るようにを学んでいきます。
朝9時30分から18時までの長丁場の講習ですので、真剣に受講してこようと思います。
久々の長時間の講義形式の講習となります。眠たくならないと良いのですが。
最近、診察をしていると
コレステロールや中性脂肪が高い人が多いように思います。
中性脂肪は
摂取した炭水化物が身体の中でエネルギーとして使われて余った物
ですので、単純にインである炭水化物を減らせば必然的に血液中の中性脂肪は下がってきます。これ簡単な原理ですね。
コレステロールは少々やっかいで、家族性の高コレステロール血症の人は遺伝的な要因ですので、自分自身ではどうしようもないので、仕方がないと思います。
女性もホルモンの関係で年齢と共に悪玉コレステロールが増えて行きますので、これも加齢による現象ですので、仕方のないことだと思います。いくら食事に気をつけても運動をしても、加齢には逆らうことができないので、仕方がないですね。
悪玉コレステロールが高いと何が問題になるかと言えば、
血管が動脈硬化を起こしてしまう
ことです。
血液中に悪玉コレステロールが増えると活性酸素などの働きにより血管の壁の中に
プラーク
と呼ばれる「コブ」が出来てきます。
この「コブ」であるプラークが破裂すると血栓を作って、それが心臓の血管や脳の血管に詰まってしまうと
心筋梗塞や脳梗塞
などの重大な病気につながってしまいます。
大きな誤解の一つとしてあげられることに
運動をすれば悪玉コレステロールは下がる
ということです。
運動の際にエネルギーとして使われる中性脂肪は運動や食事のコントロールで確実に下がりますが、
悪玉コレステロールは運動で消費される訳ではないので、
運動では下がりにくいと言えます。
運動が全く効果がないというわけではなく、運動をすることによって血糖値を下げるホルモンである
インスリンの効きが良くなることにより
血糖値や血圧が下がることにより悪玉コレステロールも多少は下がってきます。
運動することによって悪玉コレステロールのサイズを大きくする作用があるとされており、大型の悪玉コレステロールは血管に入りにくいとされているので、悪玉コレステロールの数値が同じでも血管を傷つけたり、動脈硬化になりにくいとされています。
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は血管の動脈硬化予防につながりますので、是非是非お勧めです。悪玉コレステロールの実際の数値改善にはあまりつながりませんが。。。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。