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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

Clinic Blog

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検診で腫瘍マーカー採血を無意味に行うの注意してください!

2022年03月08日

  • 院長ブログ

おはようございます、平島です。

今日は横浜から福岡院に行く日ですが、高速バスもほぼ満員でしたし、羽田空港もかなりの人で混雑しておりました。政府が行うその場しのぎの対策に飽き飽きして、通常の生活に戻りつつありますね。

普通に我々のようなクリニックレベルで普通にコロナを診療するような体制にしてもらわないと、大きな病院の負担が大きすぎますし、もう市中感染症の類いにしても良いぐらい弱毒化しているのではないでしょうか。

4月17日日曜日の

石垣島トライアスロン

があと1ヶ月ちょいに迫ってきました。毎日朝走って、診療後にプールで泳いでいますが、何回経験しても自信満々で臨める時はやってこないですね。

レースでのレースナンバーも決定したようで、今年は

319番

でした。

一緒に参加する福岡院の秋山院長は

1003番

となりました。

クリニックに検診での結果の採血を持ってこられる方もいますので、拝見することが多いですが、結構な割合でオプションとして

腫瘍マーカー採血

を行っている方を多く目にします。

オプションの料金として

5000円〜1万円

ぐらいの値段設定が多いのですが、多くの方がオプションとしてお勧めを受けて採血をされているようです。

腫瘍マーカーは

癌があるかないか採血のみで分かると認識されている人が多くいますが、

これ間違いです。

現状の腫瘍マーカーでは

癌を早期で発見できる訳では決してなく、

早期の癌の場合は腫瘍マーカーは全く反応しないことの方がかなり多く、癌がかなり進行しても腫瘍マーカーに反映されないことも多々あります。

そのような無駄な検査に追加でお金を払っている患者さんには上記の話をして、次回から止めてもらう様にしています。

「外食に行って美味しい食事をした方が良いですよ」

と話すことが多いです。

腫瘍マーカーで唯一の例外が男性の癌である

前立腺癌の腫瘍マーカーである

PSA

です。

前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAは

前立腺癌を比較的早期の段階で拾い上げる可能性がありますので、高齢の癌である前立腺癌に対しては60歳以上ぐらいの年齢の方には採血するようにお勧めしております。

早期の胃がん・食道がん・大腸がんの発見にはやはり胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査がお勧めですので、是非定期的な内視鏡検査を受けるようにしてください。

では今週も頑張っていきましょう!

 

3分でわかる!苦しくなく痛みに配慮した内視鏡検査(胃カメラ)の特徴

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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