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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年03月29日
こんばんは、平島です。
先日、トライアスロンのバイクのトレーニングに静岡まで行ってきました。
修善寺、三島近辺の河原をバイクで走って、途中で三島で鰻を食べたり、三嶋大社に行ったりとバイクトレーニング+観光を満喫してきました。
暖かい気候のため桜もだいぶ咲いており、バイクで川岸を50キロぐらい走破してきました。
やはり自然の中で運動をするのはとても気持ちが良いですね。運動をした後のお腹が空いたお昼ご飯は1時間以上並んで三島で安政時代から続いている鰻屋さんで、うな重を食べました。
運動をしていると血管の動脈硬化が進みにくいのは明らかに分かっていますが、運動もあまりしない、炭水化物も普通に食べているとなると、血管が傷つき、動脈硬化が進んでしまうことは容易に想像できます。
血管には心臓から全身に血液を介して栄養素などを送る大動脈がまずは流れていきます。それから全身の細胞に血液を送るために、
細動脈
という血管が張り巡らされています。
最後に、細かい細胞に細動脈から血液を送る役割を担っているのが、毛細血管という本当に細い血管が存在しています。
この細動脈は血管の壁がもろい構造になっていますので、血管が詰まったり、破綻したりと
特に
脳や心臓、腎臓の血管に悪影響を及ぼしやすいと言われています。
脳の血管がつまると
脳梗塞
脳の血管が破綻すると
脳出血
心臓の冠動脈がつまると
心筋梗塞、狭心症
となってしまいます。
このように
心臓から直接出てくる
大動脈と
細胞に血液を送る毛細血管
を
繋ぐのが
細動脈
と言われる血管で、血圧や血糖値などが高いと細動脈はかなりのダメージを受けてしまい、血管の詰まりや破綻を生じてしまいます。
このように、血管に負荷を掛けないために血糖値や血圧をきちんとコントロールすることがとても重要になってきます。
炭水化物を摂り過ぎない、塩分を取り過ぎない、適正な体重を維持するということがとても大切になってきますので、日々気をつけていきたいですね。
今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。