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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年05月16日
こんにちは、平島です。
先週発売の週刊現代の超大型特集
「健康なら寿命を30年延ばす100の方法」
の
食道・胃パートのインタビューを受けました。
https://gendai.ismedia.jp/list/books/wgendai/4910206430524
胃で消化に良い食べ物
や
胃腸を休めるプチ断食
などについて話をさせて頂きました。
胃・食道・腸が元気になる20箇条のうち
胃もたれ・胃腸炎・食道がんの
9箇条
のお話をさせて頂きました。
もし良かったら雑誌見てみてください。
診療中に話していると、緑茶を飲む習慣がある方が多くいますが、
緑茶は
身体にとって良い物でしょうか?
それとも摂り過ぎは良くない物でしょうか?
緑茶には
ポリフェノールの1種である
カテキン
が多く含まれており、
カテキンは
優れた抗酸化作用
や
抗菌作用
などがあり、
身体をウィルスや細菌から守る働き
があると言われています。
ポリフェノールは赤ワインなどにも含まれているため、
抗酸化作用
という言葉はよく耳にするのではないでしょうか。
抗酸化作用とは
簡単に言うと
身体が錆びるのを防いでくれる
ということです。
身体が錆びてくると
免疫が落ちてきて、発癌につながってしまいます。
この抗酸化作用はとても良い作用ですし、さらには緑茶の臭いを嗅ぐと
リラックス作用
があるとも言われておりますので、
腸のリラックスにもつながります。
逆に良くない点は
緑茶の利尿作用
により、
脱水
を助長してしまうということです。
脱水になって良いことは全くありません。
便秘、
脳梗塞、
心筋梗塞、
虚血性腸炎、
尿管結石
など数えたらキリがないぐらい多くの病気の原因となってしまいます。
あとは、濃い緑茶を作ったり、茶葉を綺麗に保つために
農薬
を多く散布するということが欠点として挙げられます。
農薬は
発癌
や
胃腸の蠕動の低下
の原因にもなってしまう可能性がありますので、これも摂り過ぎには注意が必要です。
緑茶を飲むなら1日1杯程度に留め、腸のリラックス効果につながる
香り
を楽しむことを目的にするのが良いのではないでしょうか。
緑茶を飲んだら、
その分水分を多めに補給する
のもとても大切なことです。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。