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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年07月25日
こんにちは、平島です。
本日と明日は福岡院での勤務となりますが、九州も関東に負けず劣らず暑いですね。
時々、初診の方から電話でのお問い合わせで
「経鼻内視鏡検査はやっていないのですか?」
という内容でのお問い合わせがありますが、
「当院では経鼻内視鏡検査は行っていません」
と回答しています。
経鼻内視鏡検査は
昔ながらの鎮静剤を使わない経口内視鏡
に比べて
楽
だという触れ込みで検診などで行うようになってきております。
ただ、思った以上に
経鼻内視鏡検査はキツい検査
だという声も多く聞きます。
私も大学病院時代に経鼻内視鏡検査を検診などで行っていましたが、かなり患者さんも苦しそうで
申し訳ない気持ちで
検査を行っていた記憶が薄らとあります。
経鼻内視鏡検査の一番の弱点であり、私が経鼻内視鏡検査を絶対に行わない理由の一番が
画質が悪く、
搭載されているライトが暗い
という
画質が悪く、暗いため
早期胃がんや早期食道がんが見つけにくい
ということに尽きます。
経鼻内視鏡検査は検査をしていて、画質が悪いため
医療者側もかなりストレスを感じてしまう検査
となってしまいます。
経口内視鏡検査の
4K画質
に慣れてしまうと
画像の粗い経鼻内視鏡検査の画質には戻れなくなってしまいます。
患者さんも経鼻内視鏡検査は思った以上に以外ときつく、
さらに画質が悪いため、
早期の胃がんや食道がんが見つけられにくい
ということになると本当に本末転倒になってしまいます。
私たちの医療機関で
絶対に経鼻内視鏡検査を行わない
のは上記の理由からです。
これからも画質の良い4K画像の内視鏡検査にこだわって行っていきたいと思います。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。