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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年08月22日
こんにちは、平島です。
最近、診療の際に乳酸菌のことを質問されることが多くなってきました。
腸活
や
腸内細菌
などのワードがテレビやネットで話題になっているからでしょうか?!
腸内には
100兆個
の腸内細菌が存在しており、腸内の環境を整えたり、なにより
身体の免疫に関与しています。
身体の免疫の
70%
を
腸内が担っている
とも言われています。
免疫を上げること
と
活性酸素を除去すること
が
がんの予防
と
コロナウィルスや風邪や胃腸炎の予防
になりますので、
とにかく
数多くの乳酸菌を摂取して
小腸の免疫活性化スイッチを数多く押す
ことがとても重要になってきます。
乳酸菌1日1兆個の大量の乳酸菌が含まれている
ラクエイド
ですが、現在味の微変更を検討しています。
①甘み減
②酸味減
③甘み、酸味ともに減
という3パターンで検討しています。
スタッフなどにも意見を聞きながら、検討していこうと考えています。
食生活の欧米化に伴って
大腸がん
乳がん
前立腺がん
の欧米型のがん
がかなりの勢いで増加していますが、今更欧米化の食生活を元々の日本人の
昔ながらの食生活
に戻すのは現実的ではないと感じます。
特に、
大腸がんは
男女ともかかりやすい「がん」の
第1位
死亡原因の
男性 第3位
女性 第1位
2025年以降は
男女とも 死亡原因の第1位
になると推察されているぐらい増加しています。
大腸がんは大腸ポリープから成長する事が多いため、
大腸ポリープを切除することは究極の大腸がん予防になる
と言われております。
では、大腸ポリープができたら症状が出るのでしょうか?
答えは
症状は全く出ません
となります。
よく検診で
便潜血検査
を大腸がん検査として行っていますが、
大腸ポリープができても便潜血検査で陽性になることは
ほぼゼロ
であります。
大腸ポリープから血が出るとなると
大腸ポリープがかなりの大きさになっている
か
大腸がんまで進展してしまって進行大腸がんぐらいに進んでいる
かではないと便に血が混じることはないと思われます。
お腹が痛かったり、便に血が混じったら大腸内視鏡検査を受けようかなと思われている方も多くいますが、
症状が出てしまったら大腸がんがかなり進行してしまっている可能性が高い
と思いますので、注意が必要です。
症状がないうちから定期的に大腸内視鏡検査を行っていく習慣をつけていくことが本当に大切になってきます。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。