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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年02月27日
こんにちは、平島です。
先週は10年ぶりぐらいに少し風邪気味になってしまいました。
たくさん抱えている仕事がどうにもこうにも終わらないため、
睡眠時間を減らして仕事していたのと、
薄着のまま夜外出してしまって身体が冷えたのが
最後の引き金になってしまい、少し風邪気味になってしまいました。
そうなったら、
1,漢方薬(麻黄湯)の内服
2,高濃度ビタミンC点滴の連日投与
3,1日1兆個の乳酸菌ラクエイドの倍量摂取
4,ビタミンDサプリメントの摂取
この4つの神器
をやりまくって、
寝込むことなく、軽い風邪で済ませることができました。
やはり、睡眠時間を削って仕事のやり過ぎは体調を崩してしまいますので、注意しないといけないですね。
漢方薬は風邪の引き始めに凄く効果的ですが、人によって合う漢方薬が違いますので、注意が必要です。
大まかに風邪に効く漢方薬は
1,葛根湯
2,香蘇散
3,麻黄附子細辛湯
4,麻黄湯
この4つが
私の風邪の黄金処方
ですが、
患者さんの
体格
や
胃腸の状態
メンタル状況
によって使い分けるようにしています。
さて、
内臓脂肪と大腸がんは関係が強い
と言われていますが、
大腸がんは
お酒や遺伝も関係が強い
と言われています。
内臓脂肪を減らして、痩せてくると
大腸がんなどのがんのリスクが低下することが大いに期待されます。
50年前から今でも続いている理論に
「エネルギーバランスモデル」
という
カロリー制限がダイエットに必須という理論です。
摂取カロリー < 消費カロリー
なら痩せる
摂取カロリー > 消費カロリー
なら太る
というカロリー制限理論でダイエットするという理論
です。
これは、一時的にはカロリー制限をしていると大幅に痩せますが、
食事を元に戻すと必ずリバウンドします。
2021年に米国栄養学会が
カロリー制限ではなくて
ダイエットには
「炭水化物ーインスリンモデル」
が大事で
インスリンホルモンが肥満の原因
だと発表しました。
50年以上前から続くカロリー制限である
「エネルギーバランスモデル」
を否定して
肥満の原因はカロリーの摂り過ぎやではなく
「肥満はインスリンを代表とするホルモンが関与している」
と発表しました。
これは、衝撃的な事実ですが、ずいぶんと理にかなっていますし、私も実践しています。
とにかく、
1、糖質単独で摂取しないようにして、糖質を摂取するときは脂質やタンパク質と一緒に摂取する
2,野菜を最初に食べて、糖の吸収をゆるやかにする
3,朝食を抜かずに、きちんと食べる
以上の代表的な3つの約束事で血糖値の上昇を緩やかにすると、インスリンホルモンの分泌も緩やかになり、太りにくくなります。
この
炭水化物ーインスリンモデル
は、今後分かりやすくYouTubeの内視鏡チャンネルなどで解説していこうと思います。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。