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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年03月06日
こんにちは、平島です。
だいぶ日中は暖かくなってきましたが、朝晩はやっぱり寒いですね。
5月21日日曜日のホノルルトライアスロンが迫ってきましたので、そろそろ追い込まないといけないのですが、仕事の忙しさと練習との調整の綱引きが続いています。
いつもこんか感じで
「もう少し練習したかったなあ。。。」
「あと1ヶ月あれば。。。」
という思いで本番を迎えていますが、
仕事が忙しいに変わりはないので、どっちにしろ一緒なんだといつも妙に納得しています。
健康でないと仕事ができない
仕事が優先なので、運動は2番手
という相対する考えの中、
上手い具合にバランスを取りながら仕事と運動に取り組む日々です。
最近、若い人と仕事でも遊びでも運動でも接することが多いですが、
仕事にも運動にも全てに効率を求めている
ように感じます。
仕事に効率を求めるのはある程度、歳が行ってからで良い
というのが私の考え方で、
ある程度の段階までは
質などの効率的さを求めるよりも
とにかく量をこなして仕事を突き詰めていかないと大成しない
といのが私の仕事に対する考え方です。
若い人と話していると
「時給に換算したら、これぐらい。。。だからもう少し働く時間を減らそう」
などと話している人が多くなってきましたが、
私の20代の仕事が忙しい時の時給を考えると、
コンビニでバイトしていた学生時代よりも遙かに低かった記憶があります
が、
若い頃に仕事だけに命を懸けて取り組んでいたことが
今の年齢での知識と技術の財産
となっています。
患者さんから診療中に
「何のがんが多いのですか?」
という質問がありますが、
2019年、2021年の国立がん研究センター中央病院のデータでは
部位別がん罹患数(かかりやすいがんの数、2019年)
総数(男性+女性)
1位 大腸がん 2位 肺がん 3位 胃がん 4位 乳がん 5位 前立腺がん
男性
1位 前立腺がん 2位 大腸がん 3位 胃がん 4位 肺がん 5位 肝臓がん
女性
1位 乳がん 2位 大腸がん 3位 肺がん 4位 胃がん 5位 子宮がん
部位別がん死亡数(亡くなっている人のがんの数、2021年)
総数(男性+女性)
1位 肺がん 2位 大腸がん 3位 胃がん 4位 膵臓がん 5位 肝臓がん
男性
1位 肺がん 2位 大腸がん 3位 胃がん 4位 膵臓がん 5位 肝臓がん
女性
1位 大腸がん 2位 肺がん 3位 膵臓がん 4位 乳がん 5位 胃がん
これを見ていると
胃がん、大腸がん、肺がんが常に上位に入っていることが分かります。
前立腺がんや乳がんは罹りやすいけど、亡くなる人は比較的少ない
ことが見て取れますが、
大腸がんや胃がん、肺がんは罹りやすいし、亡くなりやすい
ということが見て取れます。
このことを考えると
胃がん、大腸がんは
自覚症状が早期段階ではまず出ない
ので、
胃大腸内視鏡検査できちんと早期発見する
肺がんは
胸部レントゲン検査では
2cm以上にならないと写真では拾い上げが難しい
ので
胸部CTで時々肺をチェックする
というのが早期発見には重要なこと
だと思います。
全てのがんは早期では自覚症状が出ることはほぼない
ので、
早期発見、早期治療のためには定期的な検査がとても重要
ですね。
最近は膵臓がんをはじめとして、肝臓がん、前立腺がんなどの胃がんや大腸がん以外のがんも増加している傾向にありますので、
胃大腸内視鏡検査だけでなく、他の部位の検査である
腹部エコー検査などもとても大切です
ので、自覚症状が出る前に定期的にチェックするようにしてみてください。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。