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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年03月20日
こんにちは、平島です。
明日はWBC日本代表のメキシコ戦ですね、なんとか勝ってアメリカの待つ決勝に進んで欲しいと思います。
サッカーのW杯に続き、野球のWBCも盛り上がり、
私の好きな格闘技のRIZINも4月29日に開催されますし、
日本のプロ野球ももうすぐ開始され、
スポーツで日本が盛り上がるのはとても良いことですね。
マスクの着用も個人の判断に任せる
という曖昧な通達がされており、
まだまだ
90%以上の人がマスクを着用しています
が、
私は会話を伴わない時はマスクは外すように心がけています。
先日、福岡院に行く際の飛行機に搭乗したときも300人以上の搭乗者に対して、
なんとなく数えてみたら
私含めて3人の人しかマスクを外していませんでした。
CAさんで一人マスクを外していた人がいたので、とても良い傾向だなと個人的に思いました。
内視鏡検査の前の診察で検診の採血結果を持ってこられる方がいますが、
追加の費用を支払って
腫瘍マーカー採血
を行っている人がたまにいます。
大腸がん、胃がん、肝臓がんなどにCEAが有効
などと記載されている検診結果もありました。
腫瘍マーカー採血は現在も
胃がんや大腸がん、肝臓がん、膵臓がん
などで手術をしたり、抗癌剤治療、放射線治療をした人の
再発傾向がないか
や
転移の傾向がないか
などを調べたりする
がんの治療後の経過を観察するときの目安として腫瘍マーカー採血を利用する
のが正しい考え方になります。
決して、
がんの早期発見に利用するような採血ではありません
ので、
胃がんや大腸がん、肝臓がん、膵臓がんなどが早期で発見できる魔法のような採血では決してありません
ので注意が必要です。
クリニックの患者さんには
「わざわざ追加料金を支払って腫瘍マーカー採血は絶対にしないください」
とよく話しています。
腫瘍マーカー採血で基準値をわずかに超えている人は本当にたくさんいます
ので、
無意味な心配
や
無意味な追加の検査
をしないといけなくなってしまいますので、注意してください。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。