MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年03月27日
こんにちは、平島です。
暖かくなったり、寒くなったりと3月は気温が安定しない日が続くので、体調を崩す方が多くいらっしゃいます。
朝夕と昼の寒暖差も大きいため、風邪をひきやすいので、
乳酸菌
や
ビタミンD
などの摂取で
免疫が下がらないようにしたいですね。
水分不足の脱水になると色々な体調不良を引き起こしますが、
脳梗塞
や
心筋梗塞
や
虚血性腸炎
などの大きな病気も
脱水
が引き金になることが多くあります。
このような大きな病気の大部分は
夜中や明け方に起こることが多い
です。
脱水になりやすい、夜中や明け方に起こるとも考えられますので、
お酒をたくさん飲んでそのまま寝てしまうのは大変危険な行為
ですので
お酒を飲んだ後は水分をきちんと摂取して眠りにつきたいですね。
水はカロリーもないので、
太らないです
が、
「水を飲んでダイエットが出来なのかな?」
と前々から思っていましたが、
水を飲んでダイエットが成功したという論文を目にしました。
これは、
朝昼夕の3食の食事前
30分前までに水500mlを飲んでから食事をする
という方法です。
この取り組みをしていくと、
運動も食事量も変わらないのに
3ヶ月で約3キロ平均して体重が落ちた
という結果が出ていました。
これは、食事前に水分を多く摂取すると
食後の血糖が水分のため薄まり、
血糖値の上がり幅が少なくなり
血糖値を下げるためのインスリンの分泌が少なくなる
ので
体重が落ちていくのではないか
と推察されます。
私も5月のホノルルトライアスロンに向けて少し体重を落とそうと考えていましたので、
水分作戦を実行することにしてみました。
1月の年明けから
朝昼夕の3食前
1時間から30分前までに
水500ml
を
30分ぐらいかけて摂取
するようにしてみました。
運動量も以前と変化なく、食事量も変化なく生活していました。
食事に関しては
以前のブログでも書いた
「炭水化物ーインスリンモデル」
https://www.tamapla-ichounaika.com/blog/director_blog/post-36649/
に則って
むしろ
炭水化物と脂質の組み合わせを工夫して、
少し炭水化物の摂取量を増やしていましたが(ツナマヨおにぎりやチャーハンなどを昼に食べるようにしていました)
水分食事前摂取作戦
で
1月1日から3月26日の約3ヶ月で
2キロの体重減
に成功しました。
炭水化物ーインスリンモデル
で食後の血糖値の上がりが少なくなり、
インスリンの分泌量が減ったからなのかなと考えています。
500mlの水分を3食前に摂取するのは結構大変
ですが、
ただ水分を摂取するだけなので、
リバウンド確実なカロリー制限をするよりよっぽど楽
ですので、試してみるのも良いかと考えています。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。