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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年06月19日
こんにちは、平島です。
梅雨に入りましたが、あまり雨が降らない毎日ですね。
私が幼い頃は梅雨と言えば
毎日毎日雨が降って、
道端や小学校の校庭にあじさいが咲いていて、
カタツムリも多く見かけました
が、
今はめっきり見なくなってしまいました。
5月21日にホノルルトライアスロンに出場してから、体を休めるために運動を休んでいましたが、先週から
3週間ぶりに運動を再開しました。
やはり、運動を意図的に休んでいると体がウズウズして、
運動したいモードになってくるのは
やはり日々の運動習慣が身についているからなのでしょうか?!
運動した後は、
やっぱり気持ちが良いですし、
ストレスの解消になります。
今週からも気合いを入れて、
ラン、スイムを中心に練習して、
来年のホノルルトライアスロンに向けてバイクも練習していこうと思います。
大腸がんが胃がんを抜いて
「日本人の罹るがん第1位」
となった要因は
食生活の欧米化
や
肥満、運動不足
アルコールやタバコの摂取
などといった生活習慣が関与していることが様々な研究で明らかになってきました。
食べ物は
口から食道、胃、小腸を通って大腸に達しますが、
小腸は主に栄養の消化吸収を行い
大腸は主に水分の吸収、便の形成・運搬を担っています。
大腸がんは罹りやすいがんの一位ですが、
小腸のがんは全体のがんの
0.5%以下
であり、
10万人に1人ぐらいの割合
となっており、
希少がん
とさえ言われています。
大腸と小腸でこのようにがんの発生に大きな違いがありますが、何の違いがあるのでしょうか?
小腸は食べ物を消化吸収する役割をしています
が、
大腸は小腸から送られてきた食べ物を腸内細菌の力で分解して便にするために長時間保たないといけない
という違いがあります。
そのため、
大腸は
食べ物に含まれている添加物や刺激物、
内臓脂肪から作られた炎症性物質
などに長時間晒されることになり、様々な刺激の影響を受けてしまいます。
まだはっきりとしたことは分かっていませんが、
多くの研究者たちが
腸内細菌叢の違い
に
がんのなりやすさ、がんのなりにくさが小腸と大腸にはあるのではないかと考えています。
小腸にも当然、腸内細菌は生息していますが、大腸と比較するとその数や種類は少なく
大腸と比べると
まさに無菌状態
と言っても過言ではないぐらい腸内細菌の数は少ないとされています。
ということは
腸内環境を改善して、腸の状態を良いように保つと
大腸がんになりにくくなる可能性が高くなる
と推察されています。
やはり、
乳酸菌をきちんと摂取
して
酪酸菌のエサになる食物線維を多く摂取
するように心がけるのはとても重要なことだと実感しています。
大腸がんの予防のためにも
乳酸菌の摂取
食物線維の摂取
を意識していくようにしていきましょう!
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。