MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年08月21日
こんにちは、平島です。
暑さは相変わらずですが、なんとかこの夏を乗り切りたいと思います。
やはり、夏は運動のパフォーマンスが落ちて、
冬には楽勝だと思っている距離もやっとこさでしか走れない
ぐらいパフォーマンスが落ちてしまいます。
8月1日に早くも来年2024年の
ホノルルトライアスロンのエントリー
が完了しました。
2024年5月19日開催のホノルルトライアスロンですが、
来年は20周年記念開催
ということで、大きなイベントになるみたいなので、今から楽しみですし、
練習も頑張っていかない
といけないと決意を固めたところです。
私が最も推奨しており、人類を救うのではないかと本気で思っている
乳酸菌
ですが、
そのメリットとデメリットはどのようなものがあるでしょうか?
乳酸菌のデメリットを一生懸命考えてみましたが、
デメリットはほぼない
ですが、
無理矢理
2個だけデメリットを考えてみました。
乳酸菌のメリットとデメリットを下記にまとめてみました。
乳酸菌のメリットとデメリット
○腸には身体を守ってくれる
免疫機能の70%が集中している
ため、
腸が不健康だと免疫力が下がり、様々な病気に罹りやすくなる
○腸と脳は密接な関係があり、
「腸脳相関」
と言われ、
腸内環境が悪くなると脳のホルモンの分泌も悪くなり、
気分が落ち込んだり、心にも影響が現れる
乳酸菌には様々な病気の予防の可能性を秘めている
○風邪・インフルエンザ・コロナウィルス・胃腸炎
○便秘・下痢
○脂質異常症
○高血圧症
○高尿酸血症
○糖尿病
○ストレス・うつ状態
○肌荒れ
○花粉症
○アトピー性皮膚炎
○歯周病・虫歯
○肥満
「乳酸菌は最強、人類の救世主」
○乳酸菌は小腸の免疫活性化スイッチを押して免疫力を強力に上げてくれる
死因の1位であるがんに対して効果的、免疫システムの強化でアレルギー疾患も改善
がん細胞は健康な人でも身体の中で
1日5000個も作られている
と言われている。
それでもほとんどの人が、がんにならずにいるのは、人間に備わっている免疫システムが、がん細胞を除去してくれるから。
乳酸菌はこの免疫システムを強化
してくれます。
免疫力がアップすると、がんだけでなく、
様々な細菌やウイルスにも感染しにくくなり、
病気になってしまった場合でも治りやすい強い身体になる。
また、
免疫システムの異常な働きによって引き起こされた考えられている
花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患を抑えることもできます。
○生活習慣病の予防
死因の第2位、4位の心臓病、脳卒中であるが、
この病気の要因として
4つの主な原因があります。
この4つが全くない人が心臓病・脳卒中になる確率を1とすると、
1つある人は5倍
2つある人は8倍
3〜4つある人はなんと40倍
になると言われている。
この4つに対しても
乳酸菌が効果を発揮する
・脂質を脂肪酸に分解して吸収を抑制する(脂肪の蓄積を抑えて肥満を防ぐ)
・血管年齢を若返らせ、動脈硬化を予防し、血圧の上昇を防ぐ
・血糖値の上昇をゆるやかにする
・脂質異常症の原因となる血中の悪玉コレステロールを3つの経路から下げてくれる
・悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスを調整してくれる
○自律神経のバランスを整え、心を落ち着かせる
私たちの身体のあらゆる器官は、基本的に脳や脊髄といった中枢神経からの指令で動いている。
腸も脳にコントロールされている自律神経の特に副交感神経の影響を受けています。
しかし、腸にはそれ以外に「腸神経系」という独自の神経ネットワークがあり、腸は脳からの指令がなくても、独自の判断で動くことができる。
これが、
「腸は第2の脳」
といわれている理由で、独立した神経ネットワークを持つ臓器は腸だけ。
セロトニンは脳内で作られる物質と思っている人が大部分ですが、
実は腸でも作られています。
体内にあるセロトニンの8〜9割が腸で作られています。
セロトニンの役割は排便するための大腸の蠕動運動を活発にすることで、セロトニンの分泌が減ると便秘状態になります。
○肌の状態を良くしてくれる
○虫歯や歯周病を予防、改善してくれる
乳酸菌のデメリット
○熱や胃酸に弱いため、すぐに死んでしまう。
→このため、生きたまま大腸にまで届けるのはわずか。ただ、死菌でも十分に効果はあることは実証済み。
○乳酸菌が産生する「乳酸」は腸から吸収されにくい。
→このため、酪酸菌が「乳酸」を利用して「酪酸」を作ってくれる。「酪酸」は大腸から吸収されやすい。
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。