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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年09月04日
こんにちは、平島です。
朝夕は少し気温も下がり、少し過ごしやすくなってきましたね。
朝ランも少し走りやすくなってきました。
8月まではいくら朝が早くても気温が30℃ぐらいになっており、
少し走るだけで、湿度と気温で息絶え絶えになってしまっていました。
スイムは室内でもあり、水の中なので、気温に関係なく1年を通して練習できるので、
パフォーマンスが変わりません。
水泳はもともと幼稚園の頃から本格的なスイミングスクールに入っており、
ジュニアオリンピック
などを目指して本格的に練習してきたので、かなり得意な競技です。
ところで、
腸内環境と糖尿病って関係があると思いますか?
あまり関係がないように思いますが、実際は大きく関係があります。
腸内環境が悪くなると血糖値が上がりやすくなるメカニズムは
腸内環境が悪くなると当然のごとく
善玉菌が減って悪玉菌が増えます
→悪玉菌が増えると、腸の免疫バリア機能が落ちます
→腸の免疫バリア機能が落ちると、色々な悪い物質がすり抜け、血管に入り込み全身を駆け回ります
→様々な悪い物質が、肝臓や筋肉、脂肪での血糖値を下げる働きのあるインスリンの効き目を悪くします
→血糖を下げる働きのあるインスリンの効き目が悪くなり、血糖値が上がってしまいます
これを予防するには
善玉菌を増やすために
善玉菌のエサである食物線維を多く摂取する
これは食べ物から摂取できますので、一番自然ですね。
次に
乳酸菌やビフィズス菌が産生する短鎖脂肪酸は、腸の免疫バリア機能を高めてくれます。
そのために
乳酸菌をできるだ数多く摂取すること
が大切となります。
乳酸菌の1日の摂取目安は
1兆個
です。
乳酸菌を1日1兆個摂取することによって
小腸の免疫活性化スイッチを数多くの乳酸菌が押してくれる
ので、
免疫が上がり
→風邪や胃腸炎に罹りにくくなり
→がんの予防に繋がり
→花粉症や鼻炎などのアレルギー疾患の予防になり
→悪玉コレステロールを下げてくれて
→糖尿病の予防にもなり
→血圧を下げてくれる働きもあり
→認知症の予防にも繋がるという研究もあります
これらの様々な良いことだらけなので、
乳酸菌はできるだけ数多く摂取することをお勧めします!
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。