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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年12月11日
こんにちは、平島です。
土曜日、日曜日は日中は暖かかったですね。
寒暖差があると体調を崩す方が多くなってきますので、
年末に向けて体調管理にはさらに気をつけるようにしてください。
診療中に最近よく聞かれるのが
「広告宣伝をしまくっている、尿1滴で癌が分かる線虫検査(N-NOSE)ってどうなんですか?」
という質問です。
線虫に尿の臭いを嗅がせると
癌患者さんの尿に反応して線虫が集まってくるのでは?
という原理を使って
尿1滴で15種類のがんの
リクス
が分かる
と謳って、宣伝広告している
がん検査
というものです。
15種類のがんは
1,口腔・咽頭がん
2,食道がん
3,肺がん
4,乳がん
5,胃がん
6,肝臓がん
7,膵臓がん
8,胆のうがん
9.胆管がん
10,大腸がん
11,腎臓がん
12,膀胱がん
13,子宮がん
14,卵巣がん
15,前立腺がん
ここでのポイントは
1,最大のポイントは何のがんか分からない、どの種類のがんか分からない
という点です
2,あくまでリスクで判定であり、がんがあるかないかは不明
という点が2点目です。
リスク判定には
A〜E
までの5段階で判定します。
Aがリスクが一番低い
Eがリスクが一番高い
ということになります。
私も試しにN-NOSE検査受けてみましたら
C判定(中等度リスク)
という判定でした。
Dに近いC判定だったので、よりリスクが高いという結果でした。
このN-NOSE検査の精度は
感度、特異度から考えたり、検査精度の内情を見聞きすると
がんの早期発見には厳しい
というのが私の見解です。
クリニックの患者さんには
「がんを早期で見つけるものではないので、受けない方が良いですよ」
と話しています。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。