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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2024年03月25日
こんにちは、平島です。
本日と明日は福岡院の勤務ですので、
早朝より羽田空港に来ましたが、あいにく雨ですね。
いよいよ3月も終わりに近づき、4月からは新年度の始まりですね。
私も5月のホノルルトライアスロンに向けて、
体力的に少々焦ってきております(汗)!
よく宣伝や商品のパッケージに
「この商品はレタス○個分の食物線維が含まれています!」
と強調して宣伝していることがありますが、レタスの食物線維って多いのでしょうか?
100gあたりの食物線維で見てみると
レタス 1.1g
納豆 6.7g
ゴボウ 5.7g
えのき 3.9g
かぼちゃ 3.5g
サツマイモ 2.2g
と圧倒的に食物線維が少ないですね。
食物線維の1日の必要量は
男性 21g
女性 18g
ですので、レタスだけでは
男性の1日の必要量21gを摂取するには
レタス8個
必要になってきます。
さらには
レタスの構成成分のほとんどが水分で
90%以上
が水分となっています。
レタスでは摂取出来る食物線維のほとんどが
不溶性食物線維のセルロース
となります。
腸内細菌のエサとなるのは主に
水溶性食物線維
ですので、
レタスでは食物線維が効率的に取れないし、
腸内細菌のエサとなる水溶性食物線維が効率的に取れません。
ゴボウや納豆などが効率的に食物線維を取ることができます
ので、
葉物野菜よりも根菜類の方が食物線維を効率的に取ることができますが、
糖質が多い
のだけが気になるところですね。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。