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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

Clinic Blog

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悪玉コレステロールは本当に悪なのか?!

2024年07月01日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

週2回の

横浜ー福岡

往復生活はまだまだ続きますが、楽しんで仕事しています!

通常は週に1回ぐらいの往復ですが、福岡院に長時間滞在することで

良い点や悪い点などが浮き彫りに分かってきましたので、

プラスのことばかりであると感じています。

まだまだ

「悪玉コレステロールは悪いもので数値が上がらないようにしないといけない」

と考えている人が多いですが、

悪玉コレステロールは身体にとってとても大切で、

ある程度血中に必要なものであります。

紅麹を含んだサプリメントで腎臓の病気を引き起こして亡くなってしまった方が出てしまった事故

がつい最近ありました。

この商品は何なのかと言いますと

紅麹コレステヘルプ

という名のサプリメント(健康食品)です。

名前の通り

コレステロール値を下げることを期待して服用するサプリメントです。

紅麹とは

蒸した米にベニコウジ菌というカビの一種を加えて発酵させて

赤飯のような状態にします。

この赤飯のような状態のものを固めて錠剤にしたのが

紅麹コレステヘルプ

という商品になります。

紅麹の発酵過程で生じる

モナコリンK

という成分がコレステロールを下げる成分であると言われ、これは別名

ロバスタチン

とも呼ばれています。

スタチン

とはコレステロールを低下させると言われている脂質低下薬の代表的なものです。

悪玉コレステロールはそもそも

悪ではなく

身体にとても大切な物質であり、必要な物質であります。

代表的な働きとして

○細胞膜の材料となる

○ホルモンの材料となる

○ビタミンDの材料となる

○消化酵素である胆汁の材料となる

私たちの身体は

内臓も筋肉も、骨も皮膚も血管も髪もコレステロールがなければ成立しません。

男性ホルモンや女性ホルモン元気ホルモンであるステロイドホルモンの材料にもなります。

コレステロールがないと元気にもなりませんし

鬱を引き起こすことにもつながります。

コレステロールを上げないように食事を気をつけている人も多いですが、

食品からのコレステロールは20%程度しか影響せず

80%は肝臓などの体内で合成されています

体内で合成されているのが80%ですから、

食事を気をつけたところで、コレステロールはたいした影響はありません。

コレステロールは過度に下げる必要は全くありませんので、考え方を変えて行く方が良いと思います。

では、今週も頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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