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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年02月17日
こんにちは、平島です。
先週は仕事で北海道に行ってきましたが、
大雪と吹雪でまさかの飛行機が午後から欠航続出!
私の15時30分羽田行きの便も欠航が早々と決まってしまいました。
翌日に内視鏡検査の予約が入っているにも関わらず、大ピンチです。
副院長の久津川先生に替わりに出れるか確認して、ひたすらキャンセル待ちを全ての便でかけてまくりました。
21時40分が最終便の出発でしたが、出発10分前に1通のメールが。。。
なんと、
最終便のキャンセル待ちが1席空いた
とのことのメールでした。
そのまま走って搭乗口に向かい、最後のラストチャンスで横浜に帰ることができました。
冬の北海道に行くのは仕事人としては危険だなと改めて思いました。
2月初旬に新たに開発したビタミンDの注文が開始
となりました。
初日に2000件近くの電話が殺到して、回線がパンク
してしまい、
電話が一切繋がらないというご迷惑をかけてしまいました。
順次、電話回線とコールセンターの人員を増やして至急で対応しておりますので、もう少しお待ちください。
ご迷惑をお掛けしました。
患者さんからよく診察室で質問されるのが
「乳酸菌とビタミンDは両方とも免疫を上げるけど、2つとも摂取する必要はあるの?」
「ビタミンD」と「乳酸菌」が免疫機能にどのように働きかけるのか、
それぞれ異なる経路から免疫に働きかけて、違うアプローチから免疫をあげるものの、
実はお互い免疫を上げることに関しては補完関係にあることについて、解説していきます。
さて、ビタミンDとは何者なのか?
ビタミンDは、実は「ビタミン」という名前ですが、体内ではホルモンのように働くんです!
最大のポイントは ビタミンD受容体(VDR)が体中のほぼすべての細胞に存在していることです。
「えっ、そんなに重要な存在なの?」と思ったあなた、大正解です!
ビタミンDは 免疫細胞のスイッチ を入れる役割を持っていて、全身の免疫システムを調整しているのです。
ビタミンD受容体は全身にある!
ビタミンD受容体(VDR)は身体のさまざまな組織や細胞に広く分布しています。
一方、乳酸菌はどう働くの?
さあ、ここで乳酸菌の登場です! ビタミンDは全身の免疫をコントロールする「司令塔」ですが、 乳酸菌は腸を通じて免疫を鍛えるトレーナー みたいなものです。
特に、小腸には パイエル板 という免疫細胞のトレーニングセンターがあります
1日1兆個の乳酸菌を摂ることで、ここをしっかり刺激し、
腸管免疫(GALT)を活性化 することができるんです!
とにかく小腸の免疫活性化スイッチは数多くの乳酸菌で数多くスイッチを押すこと
がとても重要で、
最低でも1日1兆個の乳酸菌でスイッチを押してあげる必要性
があります。
100兆個
で構成されている腸内細菌に対して数億個の乳酸菌やビフィズス菌の数では到底影響を及ぼすことなどできないのです
そして、 1日1兆個の乳酸菌は死菌でも効果があることが研究で分かっています。
つまり、
生きた乳酸菌でなくても、適切な数を摂取することが免疫活性化につながります。
乳酸菌の数を多くするためには何日間も培養しないと数は増えてくれません。
当然、何日も乳酸菌を培養すると乳酸菌は死んでしまいます。
いわゆる
死菌
ということになりますが、
死菌=数が多い
生きた菌=数が少ない
とも言えるので、
「生きたまま腸に届く」
ということは
乳酸菌の数が少ない
ということになり、
小腸の免疫活性化スイッチを押すのには数が少なすぎて効果がないとも言えます。
乳酸菌とビタミンDのどっちも摂ることが大事!
ビタミンDが全身の免疫を調整し、
乳酸菌が腸の免疫スイッチを押す
この2つのアプローチは違うけれど、お互いを補完し合う関係 なんです。
例えば、
★ビタミンDが 免疫細胞のパフォーマンスを最大化
★乳酸菌が 腸内フローラを整え、免疫がスムーズに働ける環境を作る
これが、強い免疫システムを作る最強タッグ なんです!
まとめ!
・ビタミンDは体全体の免疫司令塔!
・乳酸菌は小腸の免疫活性化スイッチを押して、免疫細胞を鍛える!
・違うアプローチだからこそ、両方を組み合わせると最強!
・乳酸菌は死菌でも効果があり、数が多い方が免疫向上に役立つ!最低でも1日1兆の超入砂金を摂取する必要があります。
・腸内環境を整えることで高血圧症や糖尿病、認知症など全身の健康にも好影響!
・アレルギー、メンタル、代謝など幅広い健康メリットがある!
・食事+サプリで、無理なく続けることが大切!
皆さんも ビタミンDと乳酸菌の最強タッグ を活用して、強い免疫システムを作っていきましょう!
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。