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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2013年09月08日
こんばんは、医師の平島です。
先日、膵臓がんの画像検査に行ってきました。膵臓がんは究極の沈黙の臓器と言われており、症状が出ないことで有名な臓器の一つです。症状が出たときにはかなりの確率で末期癌の可能性が高い臓器です。膵臓がんは膵管という膵臓の中心を通っている管から発生する「がん」が大部分ですので、この膵管にスポットを当てた検査を行います。通常のMRIではなく、MRCPという膵臓の管と胆管といわれる肝臓から出ている管にスポットを当てて特殊に撮影します。通常の撮影では膵臓の管にスポットを当てた撮影はしませんので、きちんとこの撮影の仕方を指示して撮影するのがポイントです。
MRCPの撮影は20分ぐらいの間、息どめをしたりしながら、大きな音のなかで撮影しますが、ヘッドフォンを装着していますので、大きな音は聞こえず、つい眠くなってしまいます。息どめの指示がヘッドフォン越しにありますが、眠ってしまって無視してしまい、怒られてしまいました。
結果は膵臓がんも胆管がんも今のところなく、正常の膵管、胆管の画像所見でした。
今後も定期的に受けていこうと思った次第です。
私の胆管と膵管と胆のうの画像です。自画自賛ですが、きれいな胆管、膵管です。
私が撮影したクリニックは画像専門のクリニックであり、64列の最新の胸腹部CTと3テスラの最新のMRIが導入されており、近くの大学病院や総合病院よりも精度の高い機器が揃っております。私のクリニックのすぐ近くにあり、当クリニックと提携しているため、自分のクリニックの検査室のように自由に撮影させてもらっています。