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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年05月15日
おはようございます、医師の久津川です。
外出自粛要請、リモートワークで在宅時間が長くなっていますね。
最近ニュースでも「コロナ太り」を取り上げていました。
久しぶりにスーツを着たら、おなか周りがきつくなっていたというサラリーマン、一度も登校していないのに、もう制服が入らないという新入生のニュースがありました。
コロナ太り(過体重BMI25以上、肥満BMI30以上)は、生活習慣病のリスクがあがるのはもちろんのこと「がん」のリスクもあげてしまいます。
体重と関連している「がん」は、食道がん、胃の噴門がん、大腸がん、肝臓がん、胆のうがん、膵臓がん、乳がん(閉経後)、子宮がん、卵巣がん、腎臓がん、髄膜種(脳腫瘍)、甲状腺がん、多発性骨髄腫(血液のがん)などがあります。
また、太ることで糖尿病の発症リスクも上がります。
糖尿病が原因で発症したがんは、全てのがんの2%に相当するという研究(英国)もありますし、糖尿病患者は全がんの発症リスクが1.2倍に上昇するという報告(日本)もあります。
食生活でまず気を付けることは、糖質の過剰摂取、カロリーの過剰摂取です。
糖質を過剰に摂取することで糖尿病のリスクが上昇します、また内臓脂肪が増えるために生活習慣病のリスクが上昇します。
働いているときは、知らず知らずのうちに歩いたり、階段を上ったりしてカロリー消費をしていますが、家にいて運動をしないとそこまでカロリーを必要とせず肥満につながります。
頭ではわかっていてもなかなかできない「食生活と運動習慣の改善」を今日から始めてみませんか?