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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年05月24日
こんにちは、医師の久津川です。
今日は「日帰り大腸ポリープ切除」についてです。
当院では「日帰りで大腸ポリープ切除」を行っています。
*巨大ポリープで特殊な治療が必要、または入院治療が必要な場合、
明らかに進行大腸癌であり、外科的手術の適応(内視鏡治療の適応外)と判断された場合、
抗凝固薬などを飲んでいて、休薬ができず出血のリスクがかなり高い場合(飲んでいてもポリープ切除可能なタイプの薬もあります)
など例外はありますが、
基本的にほとんどのポリープは、「日帰りポリープ切除は可能」です。
もちろん、「日帰りポリープ切除」は手術なのでリスクはあります。
ただし、そのリスクは非常に可能性が低いもので
数百人から数千人して1例程度の確率です。
また、そのような事がないように当院では
細心の注意を払って、内視鏡治療を行っています。
他院で大腸内視鏡検査をして、「切除した方が良い、10mmのポリープが1個ある」と診断されたために当院を受診されました。
なぜ、そこの施設で切除してもらわなかったのかを尋ねたたところ、そこの施設では、もともと大腸ポリープ切除はしておらず、検査後に「ポリープがあったので、他の病院で切除してもらってください」とだけ言われたそうです。「大腸内視鏡検査中に切除してもらえないこと」を知らなかったそうです。
★ここで大事なのは、検査の前に「当院では大腸内視鏡検査は行っていますが、大腸ポリープが見つかった場合は他院での切除が必要になります。」と説明されていないことです。
二度手間になる可能性があるのならば、説明をする必要があります。
当院で大腸内視鏡検査を行ったところ、大腸に多発ポリープを認めました。
まず大きい病変を優先して、3個のポリープ切除を行いました。
検査中、検査後に合併症を認めませんでした。
わずか20分で3個のポリープ切除は終了しました。