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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年05月26日
こんにちは。医師の東です。
緊急事態宣言が解除されましたね!
今回を機に個人で出来る感染対策は継続しつつ、今まで以上に健康管理に気を付けていきましょう。
さて便秘症の治療ですが、やはり適切な習慣が大事になります。
朝のルーティン行動を作りましょう!
朝起きて歯磨き(口腔内の雑菌を取り除きます)
↓
水分摂取(コップ1杯の水、体に1日の開始を知らせます)
↓
15分程度の散歩(空腹時が大事、お腹を空かせます)
↓
朝ごはん!(食事により消化管が動きはじめまて胃-結腸反射を促します)
↓
トイレに座る(前かがみ姿勢が大事、直腸をまっすぐにして排便しやすくします)
分かっていてもできない、つい実行を忘れてしまいがちですが、
意識的にしていかなければいけません!
一般的に言われてる、食物繊維をとることは大事です。
しかし、通常量の食事をとっている方にはあまり効果がありません。
食事量が少ないと感じる方は、しっかりとした「便」のかさをつくる食物繊維を摂ってください。
そして、菌活、腸活と言われている、発酵食品(味噌、納豆など)を積極的に摂取すること。
また、整腸剤をサプリメントとして毎日内服する事もおススメできます。
善玉菌が増えることにより腸内フローラが改善すれば、美肌効果、免疫力向上も期待できます。
腸内細菌で多数の著書がある東京大学名誉教授の光岡知足先生の「バイオジェニックス」理論から
出来るだけ多くの善玉菌を小腸に届るため、整腸剤は1日量を1度に内服することを提案します。
写真左は乳酸菌、右はビフィズス菌(出典 ヤクルト中央研究所)
次回は薬物療法を説明したいと思います。