MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年08月05日
おはようございます。医師の久津川です。
今日は胃の不調の話です。
当院では胃の不調を訴える方はもともと多いのですが、最近はさらに増えています。
「胃の調子が悪い」
「胃もたれがする」
「胃がキリキリ痛む」
患者さんに原因で何か思い当たることありますか?と尋ねると
多くの方が「コロナのストレスです」と言われます。
最近は、どのテレビを「コロナ」の話題で持ちきりです。
そのような方は、「コロナのことが気になる」→「ニュースやワイドショーを多く見る」→「不安、ストレスが増強する」
という悪循環に陥っています。
胃カメラをしても、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの所見はありません。
「機能性胃腸症」「機能性ディスペプシア」と診断されます。
以前は慢性胃炎、神経性胃炎、ストレス性胃炎などと呼ばれていたものです。
胃カメラで異常がないため、安心して症状が取れる方もいらっしゃいます。
また、症状が強い時は胃薬を処方して改善することがあります。
しかし、不安やストレスが原因の場合はその解消が一番の治療です。
ニュースやワイドショーを見たからといって、今している対策は変わりません。
東京の1日の感染者100人でも200人でも300人でも
「不要不急の外出などを控える」「多くの人と接触しない」「手洗い、手の消毒をする」「マスクをする」は変わりません。
一切、ニュースやワイドショーを見ないという方法も良いかもしれませんね。