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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年08月26日
おはようございます。
医師の久津川です。
今日は、「偶然、命拾い」というお話です。
先日、芸能人の方が頭痛の治療で入院中に偶然、「腎臓がん」が発見されたいうエピソードが話題になりました。
病気が発見されるときは、「検診で異常を指摘され、医療機関を受診したとき」、「症状があり、医療機関を受診したとき」などが多いです。
しかし、今回のように偶然に発見されることも少なくありません。
当クリニックで経験した患者さんの例を紹介します。
便潜血検査陽性にて下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)を行ったところ、
直腸に巨大ポリープ(良性もしくは早期大腸がん)を認めました。
大学病院に紹介して、術前にCT検査を行ったところ破裂しそうな大動脈瘤を認めたため
準緊急手術が行われ、命拾いしました。
直腸ポリープは命を落とすことはないものであり、今後内視鏡治療予定です。
偶然発見されたことは大変運が良いことです。
大動脈瘤が発見されず、命を落としていたかもしれません。
偶然を期待するより、後悔しないように早期発見、早期治療を目指して
思い立ったら受診する(必然)というのが良いでしょう。
何かお困りのことが放置せず、受診しましょう。
当院に一度、ご相談ください。