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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年10月29日
医師の久津川です。
本日は当院のサイトやブログでも何回かお話ししている「胃アニサキス症」についてです。
最近は1,2週にひとりくらいのペースで「胃アニサキス症疑い」の方が受診されています。
「疑い」というのは、実際にサバなどを生食して胃痛で来た患者さんに胃カメラをしても
アニサキスが胃内に存在しない場合があるためです。
当院で一番多いのは「さば」の生食です。
つい先日も同僚と一緒に生サバを食べて、ふたりとも翌日胃痛になったと
ひとりの方が受診されました。同僚の方は他院を受診されたそうです。
胃内に入るとすぐにアニサキスを発見しました。
実はそこで摘出して終わりということにはなりません。
実はアニサキスは何匹もいることがあるからです。
今回もヒダの間に潜んでおり、見事2匹目も発見できました。
2匹とも除去して、胃痛も改善して帰宅されました。
1匹だけ除去して終わりにしていたら、胃カメラ後も胃痛が数時間続いてしまいます。