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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年11月15日
こんにちは。医師の東です。
少し寒い日もありましたが、寒すぎず暑すぎずの心地良い「秋」の季節を感じます。
これから少しずつ寒くなると、木々が紅葉してきて来ますね。
いろいろな消化器症状がある中で、
最近食事が食べられない、食欲低下しています、食事の量が減っています
という方もいます。
ただ単に胃腸炎などで消化機能が落ちているのか、ストレスなどになる精神的な影響か、何か内服している薬の副作用・・・。
皆さんの訴えを聞きながら、いろいろな原因を考えます。
一つの症状だけではなかなか診断をするのは難しいのですが、
上記の食欲の症状に加えて、ここ最近で体重が減っている症状がある方は注意が必要です。
意識していないのに体重が減るという事は、ただ単に食事の量が減っているだけの可能性もありますが、
消化器の「がん」によって、物理的に狭くなり食べものが通らなくなっている状態があります。
進行胃がんによって、胃の出口が狭くなっている状態です。
「がん」は、大きくなるために宿主からエネルギーを奪い取る、消耗性疾患です。
わかりやすく例えるとマラソンで走り続けている状態で、どんどん体力が失われていくイメージ。
軽い症状の中にも、万が一病気が隠れている可能性があります。
ぜひ一度胃カメラ検査を受けることをお勧めします。