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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年11月18日
医師の久津川です。
最近は、健康診断での異常の精査、食道や胃の症状の精査、定期検査などで
胃カメラを受ける方が増えています。
当院では、早期発見に尽力して、見逃しがない検査を目指してます。
鎮静剤を導入して、患者さんが安心して楽に検査が受けられるようにしています。
鎮静剤を用いることで、時間をかけて観察することができます。
また「ハイビジョン内視鏡」という画期的な内視鏡が導入して、鮮明な画像が得られるようにしています。
さらにNBI(narrow-band imaging)という比較的新しい技術を全例で利用しています。
NBIは光の波長を制御し、粘膜表面の血管や、わずかな粘膜の肥厚、深部血管などを茶色く強調して映し出してくれます。
食道がんの症例を提示します。
通常観察ではほぼ異常なく、矢印の先の病変は見逃されてしまうかもしれません。
NBI観察では病変が茶色く見えるため、病変の発見に役立ちます。
矢印の先に茶色く見える範囲がありそこが病変です。
さらに拡大して観察することで茶色の血管の模様が異常であり
食道がんだと診断できます。
当院では、病変の早期発見、詳細観察のために全例で、NBIシステムを用いた内視鏡検査を行っています。
ぜひ一度、当院で胃カメラをお受けください。