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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年01月06日
医師の久津川です。
本日は、たまプラーザ南口胃腸内科クリニックが得意とする「胃がん」、「大腸がん」の「早期がん」についてお話しします。
まず、「早期がん」=「早期発見だから内視鏡治療で簡単に完治する」というのは間違いです。
「早期がん」というのはあくまで言葉の定義の問題であって、
内視鏡治療ができる早期がんと内視鏡治療ができない(外科的手術などが必要)早期がんがあります。
これは、早期がんでも粘膜下層というところの深くまでがんが入り込むと
一部の癌ではリンパ節転移などの他臓器転移をすることがあるからです。
その時は内視鏡治療適応外です。
我々は早期発見、早期治療を目指しています。
我々内視鏡医がいう「早期」とは「内視鏡治療が可能な状態」を指します。
胃がんはどんな早期がんでも入院治療が必須ですが、大腸がんはある程度の深さまでのがんは日帰り内視鏡治療が可能です。
(かなり大きいものは入院での内視鏡治療が必要です)
まずは自分が内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を受けた方が良いか
ご相談ください。
*早期大腸がんであるが、がんが深くまで入っていたため
外科的手術が必要であった症例
*早期胃がんであるが、リンパ節転移を起こしやすい性格のがんであり
外科的手術が必要であった症例