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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年03月01日
胃内の出血は胃がんのサイン?
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、我々消化器内視鏡専門医が
胃カメラで胃がんなどの病変を発見するために気を付けていることを
お話しします。
まず、胃がんは赤くなったり、白くなったりするため
色の変化には注意します。
このことは先週ブログでお話ししました。
https://www.tamapla-ichounaika.com/blog/22310.html
次に注意するのは出血です。
胃がんは組織がもろく、ちょっとしたことで出血しやすいため
出血しているところは詳しく見なくてはいけません。
この写真のようにかなり出血している場合は
比較的わかりやすいため発見は容易です。
しかし、次の胃がんの症例は発見が難しかったです。
最初は小さな出血により発見できました。
通常観察では胃がんかどうか判断が難しいです。
次に青い色素のインジゴカルミンを撒布しました。
★インジゴカルミンの有用性についてはこちらの動画をご覧ください。
撒布直後はまだはっきりと診断できませんでした。
次に数分、待ってから観察すると胃がんと診断できました。
胃がんはインジゴカルミンをはじきやすいという性質があります。
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックで胃カメラをうけてみませんか?
当院では消化器内視鏡専門医が、鎮静剤を用いて苦しさと痛みに配慮した胃カメラを行っています。