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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年03月01日
こんにちは。副院長の東です。
強くて長い地震が起こりました。10年経過しようとしてる東日本大震災の余震との報道を見て、
災害に対する準備、備えを再確認しました。
人間は月日がたつと、いろいろと忘れがちです。
気を付けましょう。
生活習慣病といわれる高血圧、糖尿病、高脂血症。
どれも健診の血液検査の異常値で経過観察⇒要治療になってはじめて受診します。
それはなぜだと思いますか?
これらの生活習慣病は、症状が全くないからだと考えています。
痛い、つらい、苦しいの症状があれば、医療機関を受診しますよね。
この生活習慣病が原因で、動脈硬化と言われる血管の老化が確実に進行します。
血管の中が悪玉コレステロールの沈着によってだんだん狭くなってきます(狭窄、きょうさく)。
症状が出た時、それはつまり狭窄によって血流が少なくなっていることを意味します。
血液が足りなくなる症状を虚血(きょけつ)と言います。
心臓でおこれば狭心症、完全に血管が詰まれば、心筋梗塞
脳で起これば一過性脳虚血発作(黒内障)、完全に詰まれば、脳梗塞
動脈硬化は一度進むと元には戻りません。
虚血の症状が出ているときには、かなり進行していると思ってください。
症状がない時からの治療が大切です。
まずは食生活の改善、運動不足の解消をしていきましょう。
内服治療が必要なのは、そのあとです。
いつもお話している内視鏡検査も同じです。
がんの初期は、100%症状はありません。
いかに早期に発見できる機会を作るかが大事なのです。
「生活習慣病とがん」どちらも予防が大事なのです。
いつでも当院にご相談ください。