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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年06月02日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
以前もコロナのために「健康診断、人間ドックの機会を失った」、「がん検診を受けていない」、「精密検査を受けるように言われたが受けていない。」などの
お話をブログでしてきました。
当院でも、昨年の検診結果をもってきて「昨年、検診を受けて要検査になっていたがコロナのために受けていなかった。」という
患者さんが時々受診されます。
その中には大腸や胃に進行がんが見つかる方もいます。
正直に言って、今年「進行がん」を指摘された方が昨年内視鏡検査を受けていれば「早期がん」だったか
と言われるとそういうわけではありません。
昨年発見されていても「進行がん」の状態であることは変わりませんが
「ステージ」は変わっていたかもしれません。
みなさんもご存知かもしれませんががんには病期というステージ分類があります。
ステージ0-IV(胃がんはIーIV)まであって
少ない数字の方が予後(長生きできる)が良くなります。
進行がんでは内視鏡治療はできませんが、ステージが低ければ、手術だけで抗がん剤を使わないでもよい場合もあります。
早期発見のためにも一度内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を受けましょう。
*直腸の進行がんの内視鏡写真です。2020年に健康診断で「便潜血検査が陽性」 要検査だったがコロナのため受診せず
2021年になり血便があり受診。「痔だと思っていたけど、大腸カメラをうける決断をして良かった」とのこと。
専門医による苦しくなく痛みに配慮した胃カメラ・大腸内視鏡検査ならたまプラーザ南口胃腸内科クリニック 消化器内視鏡横浜青葉区院へお越しください。当院は完全予約制・土日診療も実施しております
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。