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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年06月23日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は「大腸内視鏡検査ってなんですか?」というお話です。
大腸内視鏡検査は、「下部消化管内視鏡検査」、「大腸カメラ」などとも呼ばれ、主に大腸の中に病気がないかをチェックするための検査です。従来のレントゲン検査と違い、直接内視鏡で観察できますし、何か病変があった場合は組織採取、大腸ポリープ切除なども可能です。健康診断として、血便、便通異常などの精査密検査として行います。
先端にカメラがついた直径10-12㎜、長さ100cmの管です。先端にはライトや送水機能、大腸ポリープ切除などができる機器が出てくる穴がついています。
「早期大腸がん」「進行大腸がん」「大腸腺腫」「大腸憩室症」「潰瘍性大腸炎」「直腸カルチノイド」「直腸潰瘍」「大腸脂肪腫」「大腸メラノーシス」「感染性大腸炎」「虚血性腸炎」「アメーバ赤痢」などがわかります。
大腸内には便や腸液が大量にあり、事前に洗腸剤と言われる下剤を飲まないといけません。
微小な早期大腸がんや大腸ポリープを発見できるかどうかの大きなカギを握っています。
大腸内視鏡検査の大切な準備が、「検査前日の食事と食材選び」となります。
詳しくはこちら→
https://www.tamapla-ichounaika.com/colonoscopy/day-before/
検査当日は指定の時間から、洗腸剤と言われる下剤を内服しなければいけません。
飲み方などに関しては、事前に動画などで説明しています。
詳しくはこちら→
https://www.tamapla-ichounaika.com/faq/#tgt_wash
①ベッド上で左側を下にした横向きになります。
②鎮静剤を使用して、大腸カメラを肛門から挿入します。肛門から挿入し、大腸の一番奥の盲腸まで到達させます。
詳細はこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=lb55Zde_Rzc
・盲腸に到達した後は、大腸カメラを肛門に戻るように抜きながら観察を行います。
・10分程度かけて、じっくり観察します。
・観察の際には、二酸化炭素で大腸を十分に広げ、ひだの裏など隅々まで観察します。
・大腸ポリープなどが発見された場合は、切除します。
詳細はこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=j-aSy1fN3DA
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。