MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年08月04日
写真のように、大腸の壁に数ミリのポケット状のくぼみができた状態を「大腸憩室」といいます。
大腸の壁が腸管の外側にとび出ています。生まれつきのものではなく、成人になってできてきます。
4,5人に1人の割合でみられます。盲腸、上行結腸、S状結腸に大腸憩室はできやすいです。
以前は欧米人ではS状結腸、日本人は盲腸、上行結腸に多いとされていましたが、近年の食習慣や生活様式の欧米化に伴い、日本人でもS状結腸に憩室があることが多くなっています。
食生活の欧米化や加齢により腸管壁が弱くなったことが原因と考えられています。
大腸憩室自体は症状はありません。
大腸憩室炎では腹痛や発熱、大腸憩室出血を起こすと血便がみられます。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で偶然に発見されるため、その際に診断可能です。
CT検査でも診断されることがあります。
無症状の大腸憩室では精密検査は不要です。
無症状の大腸憩室では治療不要です。
一部の方が、大腸憩室炎、大腸憩室出血を発症しますが、特に中止することはありません。
「大腸憩室がありますね」といわれても経過観察で大丈夫です。
S状結腸に憩室が多発していると内視鏡挿入時に「かなりの痛み」を伴うことがあります。
これがトラウマになり、「二度と大腸内視鏡検査はしない‼」と思っていしまう方がいます。
当院の大腸内視鏡検査のモットーは、「安全に苦しさと痛みに配慮した内視鏡検査を提供する」ということです。
これまで培ってきた内視鏡検査の経験を十分に活かして高精度で安全な内視鏡検査、治療を行うように努めています。内視鏡を専門とする医師が、各臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知しています。
そしてみなさま各人に合わせた、最適な量の鎮静剤を考えて検査をしています。こちらも多くの経験により検査が苦しさと、検査後もしっかりとした目覚め・気分不良がないように配慮するように努めています。
ほとんどの方が検査中の事をあまり覚えていないか、なんとなくの記憶がある程度だったとおっしゃります。検査後に声を掛けると、「もう検査終わったの?」や「今から検査?」や「こんな苦しくない検査は初めてです」という声を耳にします。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。