MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年09月22日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は「医者は便潜血検査を受けない‼」というお話しです。
便潜血検査については何度もブログでお話ししているので
よく理解されている方もいると思います。
便潜血検査をしているから「大丈夫‼」、「大腸がんはない‼」「陽性になってから大腸検査をすれば早期発見できるでしょ」と思っていませんか?
検診、人間ドックでよく行われる「便潜血検査」は「大腸がんの死亡率を下げる」ための検査であって、「内視鏡治療で完治できるような早期大腸がんを発見する」ための検査ではありません。
これは前回お話しした胃レントゲン検査も同様です。
はっきり言えば、胃レントゲン検査は「早期胃がんは見逃す可能性があります」、
便潜血検査は「早期大腸がん、そしてある一定の確率で進行大腸がんを見逃す可能性があります」
ということです。
今まで大腸内視鏡検査を受けたことがなく気になることがあれば
ご相談ください。
①便潜血検査では陽性にならない早期大腸がん
②便潜血検査陰性の進行大腸がん
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。