便潜血検査が1回だけ陽性だけど大丈夫ですか?
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。今回は「便潜血検査が1回だけ陽性だけど大丈夫ですか?」というお話です。
大腸がん検診として行われる便潜血検査ですが、最近では2回行うのが一般的になっています。
これはなぜかというと、検査の精度を高めるためです。感度が高くなります。見逃しを減らす工夫です。
1回だけだと大腸がんがあるにもかかわらず見逃してしまうことがあるため、2回することで見逃さないようになります。3回、4回と回数を増やせば感度は多少上がりますが2回とさほど変わらず、煩雑になるため採用されていません。
タイトルの答えになりますが「2回のうち1回でも陽性なら消化器内科を受診して、大腸内視鏡検査を検討しましょう❗️」ということになります。
時々、専門医ではない内科を受診されて便潜血検査を受け直している方がいますが、意味がありません。
また、便潜血検査は20-30%の大腸がんを見逃すことがあります。陰性だからといって、必ず大腸がんがないとは言い切れないことも注意が必要です。症状がある方は、消化器内科でご相談ください。
症状がある方、便潜血検査が陽性になった方は消化器内科を受診しましょう。
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この記事を書いた人
国立熊本大学医学部を卒業。
世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。
2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。