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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年10月30日
こんにちは。副院長の東です。
来週から11月に入ります。コロナウイルスは自己変異で流行を引き起こしたデルタ株で、ゲノム(全遺伝情報)の変異を修復する酵素が変化し働きが落ちたことが影響した可能性があるとの研究報告がされました。
ウイルスが自然経過で起こす変異が大流行を起こし、そしてウイルス自体が死滅する。SARSやMARSもそうでしたが、コロナウイルスの特性なんだと思います。
CO2センサーを見かけませんか?
店舗入り口に3-4桁の数値が表示されている機器を目にするようになりました。
いったい何の数字?? 天気予報の気圧??
実は、これは二酸化炭素濃度計(CO2センサー)で、空気中の二酸化炭素濃度を測定する機器なのです。
どうして二酸化炭素濃度が重要なのかというと、
内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室と厚生労働省からコロナウイルス感染対策防止の指針が出され、換気問題の具体的な策として
「例えば特に飲食店などでは二酸化炭素濃度をモニターする」
ことが明記されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618969.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/000695178.pdf
○ いわゆる密の状態になっている。
○ 定期的な換気ができていない。
そうすると必然的に二酸化炭素濃度が高くなることが予想される訳です。
二酸化炭素濃度 1000 PPM以下が空気環境の基準値になっていますので、達成できていない時は換気不足と言えます。
次第に行動範囲が元に戻りつつあります。
ぜひ、訪れた先のCO2の値を気にしてみてください。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。