MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年12月19日
こんにちは。副院長の東です。
すっかり冬の気候になっています。朝、外に出ると吐く息が白くなり始めました。
気が付くともう12月下旬、2022年が目の前です。
ストレスの影響
ストレスが原因で疾患を生じるのは精神的なものだけではありません。
肉体的にも酸化ストレスが細胞障害を生じて、がんを引き起こすことが分かってきています。
タンパク質は人間の体を構成する成分として非常に重要です。
そのタンパク質が頭の中では、ニューロンと呼ばれる脳神経をつなぐ役割を果たしています。
タンパク質は長さが非常に長いので、折りたたまれて立体的になって存在していますが、
折りたたまれていない、または正しく折りたたまれていないタンパク質が細胞内に検出されたときに、
タンパク質の合成を全て停止する緊急停止装置のような機構も体内にはあります。
飢餓、ウイルス感染、物理的な力による細胞構造の損傷、老化した細胞によく見られる酸化ストレスなどによりタンパク質の合成がストップします。
必要不可欠なタンパク質の合成が出来なくなれば、さまざまな疾患が生じる訳です。
人間は、歳を取るにつれて損傷した細胞が体内に蓄積し、次第に炎症が引き起こされていきます。
炎症によって細胞の緊急停止機構が作動し、タンパク質の生成が低下することもわかっています。
炎症によって傷ついた遺伝子(DNA)が蓄積されることでがん細胞が生じていくのです。
「がん」の予防には、ストレスを低下させることに意味があると考えています。
加齢でリスクが上がる「がん」の発生を無くすことは今の医療ではまだ出来ません。
「がん」の早期発見はできます。自分自身の健康を過信せず、体のメンテナンスをしましょう。
私達にできることは、胃腸の健康を保つこと、食道がん、胃がん、大腸がんの早期発見です。
確実に言えること、胃と大腸内視鏡検査は「がん」の早期発見に有用です。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。