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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年01月30日
こんにちは。副院長の東です。
2/4からは第24回冬季オリンピックが北京で開催されます。
COVID-19の影響ではありますが、夏の半年後に冬のオリンピック行われるのは違和感ありますね。
肥満とがんって関係ありますか?
肥満が糖尿病、心筋梗塞、脳卒中の原因になることはご存知だと思います。
実はがんにとっても良くないことが明らかになっています。
イギリスの研究で、22種類のがんのうち17種類のがんは肥満するほど増えることがわかりました。
消化器に関係するがんだと、特に大腸がん、肝臓がん、胆のうがん、膵がんが肥満とがんの発生に関連していました。
国立がん研究センターからの肥満度とがん発生率の関係の研究結果を見てみましょう。
男性のBMIが21未満のやせているグループと30以上の非常に太っているグループで
がんの発生率が高くなる傾向を認めています。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/266.html
注意したいのは、欧米人と日本人の体格差です。
BMIが30以上の肥満の人は、ヨーロッパで約15-20%、米国で約30%です。
日本ではわずかに2-3%しか該当しません。
食生活の欧米化に伴い、加齢と共にBMIは上昇する傾向にあります。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/348.html
ドイツからの報告では、肥満による大腸がんリスクの上昇も指摘されています。
BMI30以上の人は、25未満の人に比べて早期大腸がんの発生リスクは2倍以上です!!
特に今までに一度も大腸内視鏡検査を受けたことがない人たちに限定されていました。
肥満と極端なやせには注意し、大腸内視鏡検査を1度は受けて大腸がんリスクを減らすことに意味があります。
大腸がんの大多数は大腸ポリープからのがん化です。突然発生する稀な大腸がんもあります。
リスクに応じて適切な間隔で大腸内視鏡検査を受けましょう。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。