大腸カメラは素早く挿入、丁寧に観察!
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。今回は「大腸カメラの挿入と観察」のお話です。
ある論文では、大腸ポリープの発見率が高い内視鏡医は見逃しがんが少ないと報告されています。
丁寧に観察してポリープを探す努力をしていれば見逃しが少なくなるのは当たり前ですね!
2006年の論文では、大腸カメラの観察時間(一番奥まで挿入してから肛門まで抜去するまでの時間)は6分以上かけると大腸ポリープの発見率が高くなると報告されています。
大腸カメラの検査時間は、およそ15ー20分くらいです。挿入に時間がかかって、観察時間が短いのは非常に効率の悪い検査です。
挿入は丁寧に短時間で行う。この挿入は、特に技量に差が出るため患者さんによっては痛みによってトラウマになってしまいます。
鎮静剤を使って、消化器内視鏡専門医のもとで行うのをオススメします。
そして、丁寧に時間をかけて観察します。
通常の観察で見逃しがないようにすることは、もちろん大事ですが、インジゴカルミンという青い色素を撒布することで平坦な大腸ポリープが発見しやすくなります。
当院でももちろん使用しています。
当院では丁寧で苦痛のない大腸カメラはもちろんのこと、見逃しのない丁寧な観察を心がけています。
大腸カメラをご希望の方は、ぜひご相談ください。
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この記事を書いた人
国立熊本大学医学部を卒業。
世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。
2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。